備前で万葉講座!
年2回のこの会も、10年を過ぎました。時の流れは本当に早いです。よく続いたのは
お世話係の方々のご努力の賜物。当初からの方をはじめ、常に新たな参加者も得て、会が
なごやかに続けられる幸せを思います。
列車で片道2時間半かかりますが、車窓から、季節を感じたり、風景の変化を楽しみながら
行くので、時間も距離も私には何ら抵抗はありません。
梅雨時ですが、「この日」はもちろん晴れ!、
きっと備前うたがたりの会の方々の期待の念力のおかげでしょうね。
JR赤穂線の西片上の駅は無人駅ですが、駅舎の入口には素朴な花壇があります。
まあ素敵! 私の大好きな百合の花が、何色にも咲いていました。
集会はお正月以来ですが、4月5日に、備前の方々と「かたかごの旅」を致しました。
「清明」の日にちなみ、例年は、桜や春花が満開の頃なのですが、今年は春が遅く、当日も
桜は花芽もついていない有様で、呆然としましたが、目的の氷上の清住のかたかごの群落は
5分咲きくらいでしたが、イナバウワーのかたかごを実際に見て頂くことができました。
何と、森原さんと紺藤さんのお二人が、エッセイ集にその日のことを書いてくださっており、
玉稿を頂戴しました。ありがとうございます。
優しい視線で、しかし立派な文章で、感心して読ませて頂きました。
企画し、行った甲斐があった!!!とうれしくなりました。
かたかご旅行に参加され、今回から初めて講座に参加してくださった方もあり、10年間の
このグループも限られたお世話役のみなさんのおかげで、細く長く続けて頂いていることに
心から感謝しております。お顔なじみも増え、いまや備前ファミリーの輪があります。
万葉集のお話は、額田王の歌をご紹介しました。それから私の興味ある「ほととぎすは
備前で鳴いたか?」です。海辺の町ですが、やはり小山や島山が迫り、ホトトギスはみなさんの
耳にすでに届いていたようでした。「テッペン、テッペン…」と聞こえるとか。
私も実際に「これだ」と確認してみたいです。
内緒の話!。18日の落語会の桂春若さんのご注文の「大座布団」に頭を悩ませておりましたが、
ピンポーン!
お世話役代表の平野さんは、備前の古刹、日蓮宗の妙圀寺の奥さまですので、ちゃっかり
お願いしてみました。するとお忙しい中、すぐに応じて下さり、本日サロンに「婚礼用」の
素晴らしいピンクのお花柄のお座布団が届いたのです!!! 神に感謝!いや仏様に感謝でした。
年に2回の講座ですが、皆さんの笑顔だけでもありがたいのに、今回もまたプレゼントを
頂いてきてしまいました。
子供の時から、母が「ものをもらうこと」は、いやしさにつながる…と言われたものですが、
今の私は違います。私の為に準備してくださった「心」はすべてもらいたいのです。
何でもありがたいと思います。
折り紙上手な山本さんは、「紫陽花」を折ってくださいました。名人芸!
そして、紺藤さんの93歳のおばあちゃんがせっせと編まれたアクリル毛糸のタワシ。
10枚も・・・。こうして並べるときれいですね。しっかり掃除しろ!のメッセージかも。(笑)
宮田さんからは、素敵なトールペイントのポーチ。ありがとうございます。
とっても女らしくて可愛い宮田さんは、子育ても終えられて、自閉症の子供たちのお世話の
ボランテイアをなさっておられます。前回、お正月の集会のあと、施設に戻られた時に
子供たちから「宮田先生、何かいい事あったね」と心を開いて話しかけて来てくれたそうです。
この備前の会のおかげと感謝してくださいましたが、きっと気分転換になられて
リセットされた宮田先生に戻られたからでしょう。大変なお仕事だと思います。
そんなお忙しい中で、手描きの作品です! これをもって、もらわいでか!・・・です。
肝心の万葉講座は、10年間でどれくらいメッセージできたか不安ですが、「万葉衆」は
確実に定着したようです。本当に楽しい1日をありがとうございました。
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