かたかごは咲いたよ、桜はまだかいな!

4月5日は24節気で言う「清明」の日。万物がすがすがしく明るく美しい頃である。
昨年に引き続き、同じ日に桜とかたくりのお花見バス旅行を企画した。
昨年は、TSUBAICHIの主催だったが、今年は、私が10年来となった備前うたがたりの会の
方々に一度「かたかご」を見て頂きたくて募った会員のバス旅行だった。
今年は想像以上に「春」が遅く、恒例の氷上町の清住かたくりまつりも1週間延期して、
来週10日に行われる。
普段なら散り初めの頃の「桜」が、先日の高校野球にも間に合わなかったとブログに
書いたが、丹波地方の山間部の桜に、たとえ1分咲きでもいいから・・・と祈るような気持で
出かけたが、みなさんに申し訳なかったほど、開花宣言できるような状況ではなかった。
そして、椿・梅・こけ桃など、2月、3月の春花が美しく咲き誇り、今年の寒さと季節の
遅れを実感させられた。鉢伏高原にはまだ、雪渓が残り、まだスキーができるという。
ちなみに昨日も朝の気温はマイナス2度と聞き、妙に納得させられた。
備前の方々は優しく「桜」はいつでもどこでも見られますから・・・と言ってくださり、
ありがたかったが、かえってもうひとつの「かたかご」が咲いていますように…と心から
願いながらバスを進めた。
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平日なので混雑はなかったが、カメラを構えた人が何人かいらっしゃったので、「よし!」
と確信を持って入山した。かわいい花々が、健気に、でも元気に咲いている。
初めて体験された備前の方々も初めて見るかたかごの群落にとっても喜んでくださった。
(でも、去年はこんなもんじゃなかったですぞ!!!)
この寒さの中でもかたかごは春の準備を着々としていたのね。八十娘子らが、四十娘子
くらいだったが、視界を広角にして一面に広がる様を見ると、本当に素晴らしかった。
同じ斜面でも日当たりの良いところの方が、たくさん咲いている。
快晴の昨日も、気持ち良さそうにかたかごは思い切り自己主張をして、花びらがそっくり
かえった様は、本当に写真そのままの姿だった。今回はかたかごらしい「花」の様子を
観察することができた。
メインの桜はこれからだが、「春」を告げる花や木に出会うたび、癒された。
またフォトギャラリーでご紹介しようと思う。
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これもその一つ、久しぶりに見た「つくし」。昔はどこにでもあって、よく採ったり食べた
けれど、ふと見つけてなつかしくてうれしくなった。
「ゆるやかな旅」という約束でしたのに、欲張ってたくさんのお寺を巡ったり、お弁当も
ゆっくり時間をとることもできず、ごめんなさいでした。
でも、また「心を休める」旅に出かけましょう。
備前うたがたりの皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。


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