かぎろひを観る会

今朝の早朝は旧暦の11月17日…大宇陀のかぎろひを観る会の日だった。
西宮は昨夜からの雨で、今日もお天気がもうひとつの上、気温が高くて(零下5度以下でない
とかぎろひは出ない。)今朝の現地の条件も悪かったにちがいない。
私たちも万葉うたがたり会の出演を機に、その後個人で10年くらい続けて、この「かぎろひを観る会」
に通った。
かぎろひが、出ても出なくてもひととき古代ロマンに心を馳せる、その心の共有が魅力だった。
裏宗久さんはじめ、地元の青年の方々が中心となってイベント作りや告知に努められて、
にぎわいのあった頃から、ここも市町村合併で、大宇陀町から宇陀市になり、観光協会?が
イベントをやるようになってから、私のように楽しみにしている者もいるのに、日程も
知らせてもらえないし、(旧暦を確認しろってか?)、チラシの送付も何もない。
単なる地元だけの年間行事ではなく、全国の万葉ファンを引き付ける貴重な追体験の機会で
あると思うが、熱意のなさが、だんだんイベントを縮小化させてしまっているような気がする。
今朝の暦を見ながら、「確か、今日だったよね。」と思いながら、
あの時、午前3時に出発して、かぎろひの丘公園に向かい、痛いような冷たさの丘の上で、
笹酒を飲み、いも汁を頂き、たきびの前で暖をとりながら、「その時間」を待ったことが
なつかしく思い出される。今年はかぎろひの丘に何人くらい集まられたのだろうと心を
馳せながら…。
第39回が終わり、来年は40回。節目の機会にはまた行ってみたいと思っている。
昨夜は満月で、夜は皆既月食という天体ショーも繰り広げられた。
そしてきょうは、12月22日…と冬至である。
かぼちゃを食べて、柚子風呂に入って…と優雅な信心ではなくて、「冬本番」である。
昨年の今頃は急な大雪で、全国的に交通も停滞した。今年は雪の便りもまだのようで、
週末はホワイトクリスマスになればいいな…。


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