ちょっと、ちょっと!

先日来、東京での34歳の女性の結婚詐欺複数殺人事件で、世間を震撼とさせたが、
その余韻もさめないうちに???鳥取県で、また睡眠導入剤による複数男性の
殺人事件が発覚した。
またもや35歳の女性が関わっているらしい・・・と報道を見聞きし、人間として
「命」と「お金」が引き換えにできる?という価値観なのか、同じ世代の娘を持つ
親として、この若い女性たちは、今までどんな教育がなされてきたのかと悲しく思う。
また女性として、いや人間として人には「誠を尽して」、「誠意をもって…」
という人間関係を育む尊厳を冒涜した「彼女たち」を私は絶対に許すことはできない。
ところで、これを書く気になったのは、ニュースのたった1行の記事だった。
「同じアパートに住んでいて、鍵を女性に預けていた・・・。」
おお、万葉集の「末の珠名」やん!!!
巻9-1738、1739の高橋虫麻呂の長歌と反歌の2首で歌われた、上総の国の女性の
歌だ。
「・・・・・さし並ぶ 隣の君は あらかじめ 己妻離れて 乞はなくに
  鍵さへ奉る・・・・・」 とあるくだり!!!
近所の妻帯の男性は、前もって妻と別れて、頼みもしないのに鍵までも捧げる…と
いう意味だ。
古代の作品である万葉集にすでに似通った状況表現があったのだ!(笑)
さっそく次回のオカモゼミナールの話題にしよーっと。
まさに、万葉集は玉手箱!
しかし、玉手箱ってなんや?…と聞かれることが、また1つの問題でもありました。


0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA