悲しい現実・・・。

ブログに書きたいことが、たくさんあるのに、ややオーバーワークで
時間が足りません。
でも昨日のショックから…。
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朝、備前の講座に出かける道筋の、阪神電車の線路沿いの「桜の木」が
切り倒されていました。「しまった!」
後悔先に立たずでした。
半年くらい前から、駅の周辺の拡張工事なのか???歩道が作られたり、
自転車置き場が、ある日変更したり、いやな予感はあったのです…。
再開発というのは、周辺整備など、必要なことでもありますが、長年私たちを
楽しませ、季節ごとに心を潤わせてくれていた線路の土手の桜の木を
隠すかのように、フェンスができて、道路工事が始まりました。
ひょっとして木を切り倒すかも?と胸騒ぎもあったので、今年の桜を写真に
収めとかなきゃ!と思っていたのに…。(泣)
サロンの立ち上げの準備で、「桜の光景」をすっかり素通りしてしまいました。
9月5日の満月の日、帰り道の美しい「月」は、道に張り出したその桜の木の
上にくっきり見えていました。この木の下を通る時には、「桜の葉」の香りが
ほのかに漂い、紅葉した時は、木漏れ日で葉がステンドグラスのような色合いで
私を楽しませてくれました。
ひょっとして、もうすぐ???と思っていたのに…とうとう。
帰宅時でない、日中に「撮影しよう」と思いつつ、昨日の朝の残酷でした。
今朝、ここに私たちを和ませてくれた樹齢を感じる桜があったという証拠を残す
ために写真を撮ってきました。まだ樹液がにじんでいました。ごめんね。
阪神電車に「乗っている人」も楽しめた土手の桜。
切らないといけなかったのでしょうか。怒りより悲しさのほうが大きい。
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そして、もうひとつ。泣いてしまったこと。
母から「カメが広田小学校でだめだったの」と聞かされ、「死んじゃったの?」
小学校では、今「生き物」について、飼育をすべて行っていないそうです。
(世話も大変ですが、虐待もあるそうで、子供から奪われてしまったみたい。)
我が家から引き取ってくださった方が、その後引受先を何か所も探してくださった
そうですが、大きいことや、やはり育てる環境が少なくて、結局、野生に帰っても
生きていける環境でと、砂地、餌(虫)、水を考慮して、「武庫川」に3匹を
放されたという、ご報告を頂いたのでした。
ご夫妻で武庫川のカメのための「ポイント」を探してくださり、3匹を水中に
放されたとたん、あっという間に「スイスイ」と泳いで見えなくなってしまった
らしい。
ご主人が「3匹、迷子にならんように離れたらあかんぞ…。」と大声で呼びかけて
くださったそうだ…。奥さまは、帰ってくるかも…とその放した場所に一時間も
座って様子を見ていてくださったと聞き…。最後には飼育していた時の「カメの
餌」を川原にまいてきてくださったそうでした。最後までありがとうございました。
母は涙ながらに、「ずっと家で今日まで泳いだことのないカメが、あっという間に
スイスイ大川を泳ぐなんて、信じられないわ。でも自然に帰してやりたかったから
結局はよかったのかしら…ね。」と言い、私も信じられない思いで聞きながら
今後ひたすら元気で過ごしてほしいと願うばかりでした。
自宅から手離したことが、本当によかったのか悪かったのか、揺れる思いが残りました。
でものびのび自由に「生きる」ことも必要だったのでしょうね。
そしてお優しいご夫妻がきちんとカメを生かしてくださったことの感謝。
「土曜日、そんなことがあったんだ…。今頃竜宮城に到着したかな。」
やはり私たちの家族だったカメたち、武庫川でまた出会いましょう!
長生きするのよ!


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