達者でね!

娘が小学生の頃、夜店でゲット(亀釣り?)した亀が、元気に大きく育ち
信じられないくらいの大きさに…。20センチ以上、3キロくらいあるかな。
その間、我が家のペット?家族?として20年近く過ごしてきた。
そして、私の知らぬ間にその亀たちとも別れる日がやってきた。
ここ数年の両親は余生を意識して「毎日」を過ごしている。
最後の親(私からの祖父)を平成18年に見送ったあと、ほっとする間もなく
いわゆる身辺の見直しを始めた…ように見える。
私のサロンの構想が実現したのも、娘が生涯「万葉うたがたり」を中心に
おくるであろう今後が想像されるところから、そのための、物心合わせた
「親心投資」として納得もし、援助をしてくれた。
ネコを買い始めたのも、将来私が引き継ぐことを約束してのことだ。
私の恋愛についても理解を示し始めてくれた。
特に「美学」とさえ言える生き方や自分の哲学を持っている母の
ゴッドマザーぶりは、あふれるほどの愛情と理性で「岡本家」を支えてきた、
いや、「岡本家」を作り上げてきた歴史は、私や弟、孫たちに示されている。
亀の転居先は、娘や甥や姪の母校、西宮市広田小学校のビオトープだった。
いい場所を選び、交渉していたものだ。
さすがに、我が家の衣装ケースの水槽から出て、移動のバケツに写した時は、
普段何にも世話することもなく、意識内にもなかった「亀」に、涙が出た。
娘の子供時代の置き土産で、以後ずっと生活の場面にはいたはずの亀だった。
長い間、ありがとうね。元気で水槽より広い広い小学校の池で、子供たちに
可愛がってもらいなさいね!
両親とともに、私が車で運べたことは、へんな満足感があった。
母は、「ずっと気になっていたのよ。私たちが飼えなくなってしまうこと
より、広い自然に帰してやりたかったの…。」
急な大事件を娘にメールした。「あんな汚い池に!?」
今は、ビオトープもきれいに整備されてるそうだ。
バケツの亀は重なってますが、3びき?です。
♪今こそ わカメめ~♪、いや、♪今こそ別れ目!いざサラバ!!!


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