過激でしょうか。

厚生労働省の元事務次官のご夫妻がご不幸に遭われた。
人格的にもマスコミでの評判もよく、信望の篤い方だった
ようだ。殺人罪については、釈明の余地は何もない。
しかし、昨夜から各種の報道に、素朴な感想を持った。
2つの事件があり、すぐに「テロ」と断定できるという
ことは、「火のないところの煙」ではなかったのだ。
また、過去から、政治家が暗殺されたり、クーデターがおきたり、
国情・国政を憂いたり、または世相が不安定だったり、悪い時代に
事件はおきて、歴史が語っている。
2.26事件や井上日召事件や浅沼社会党委員長事件などが、頭に
浮かぶ。
特に今回は「政治家」ではなく「霞ヶ関」人が狙われたことに
役人主導の政治の今日を見る。社会保険に関しても、未払い
発覚からもう2年以上の時間が過ぎた。国民に「怒り」の矛先が
ないとは言えないはずだ。
残念ながら、かつては、学生や若者が国会議事堂を取り巻いたり、
デモをしたり、まさに団塊の世代の人々は「行動して」主張をしたり、
意思表示をしてきた。まさに命がけで「国の問題」に取り組んだ
若者たちが健在だった。
今や政治家は、お金儲けの職業となり、国民は戦後からの平和ボケで
選挙すら関心なく、「日本丸」がどう進もうと沈没しようと何とも
ないのだろう。
象徴である国旗や国歌も意思統一できない国民なのだから・・・。
悲惨な事件だった。当分は不穏な状況が続くだろう。
不況・失業・拉致家族の老齢化・食品不審・無差別や尊属殺人
など、私たちをとりまく深刻な問題は山積みだ。
何が悪いのか、どうしてこうなるのか、先はどうなるのか、
国民の問題意識は当事者だけのような気がする。
長い目で見た時、このような閉塞感に満ちた世の中を
いかに糺していくか、政治家も国民もまず自覚が問われている。
一日中、どのメデイアも同じニュースばかりだ。
久しぶりにテレビを消して、秋の夜長、読書も悪くない。
心和ますひなちゃんです。
ひな.jpg
この直後に落下し、ただいまビッコを引いております(汗)。


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