念願の机島へ!

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朝食は、高岡古城公園の「万葉うどん」です。犬養先生も虫麻呂歌を朗唱
されたあとは(巻9が早朝ゆえ)必ずこの朝食メニューでした。(笑)
私も名残を惜しみつつ、お世話になった方々に別れを告げ、京都から高岡へ
やってきた全国万葉協会のバスの「万葉旅行~机島」へシフトチャンジ。
万葉うたがたり会ももちろんCD曲「しただみわらべうた」の島をめざしました。
家持が越中国司の時に公務による巡行の折、採集した地方民謡のひとつが、
能登の海にある「机の島」と呼ばれる無人島の「しただみ貝」の歌です。
犬養先生がかつて病弱の奥様とご一緒に旅行された数少ない思い出の場所。
そのゆかりもあってか、昭和50年秋に歌碑建立の計画が決まりました。
幸運にも私がその夏、犬養先生が揮毫される石の下見に同行させて頂き、
机島も訪れ、「歌碑」になる石も一緒に確認させて頂いたのですが、
除幕式はもちろん、それ以来残念ながら全く機会がありませんでした。
このたび33年ぶりに歌碑となった「石」を見に、机島へ上陸できたというわけです。
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犬養先生の長歌の歌碑はこれが最初だと思います。
信じがたい思いで見つめました。富田さんが、お花を供え、献茶をし、
お墓ではないですが、全員で般若心経を唱え、あたかも犬養先生が
そこにおられるような気持がして、なつかしく時を過ごしました。
万葉うたがたりの「しただみわらべうた」もご披露させて頂き、深謝。
33年の年月は、風景が「からに島」や「鹿島」が「机島」と、記憶が混然と
してしまっていますが、「先生、二人だけで来た思い出の机島にやっと来れました。
遅くなってごめんなさい…。」と申し上げるとともに、「先生、オカモはこれで
今春まで先生の揮毫された137基の歌碑すべてをお訪ねすることができました。」
と誇らしくもご報告しました。富田さん、いいチャンスをありがとう!
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しただみ貝(コシタカガンガラ)は、海中が澄んでいて生息がよくわかります。
石でつつき破り、よく洗って、塩でもんで、器に入れて…♪
高岡万葉まつりと共に予定していた「私の2つのこだわり」は実現し、無事終える
ことができました。
机の島に行き、万葉歌碑を見ること。
うたがたりの仲間で「古城公園の水上舞台」で万葉歌を歌うこと。
すべて、みなさんのおかげでした。ありがとうございました!!!


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