ふくおかまち余滴

高岡駅の一つ手前JR福岡駅です。
つくりもんまつり 005.jpg< 昨年、私がビップ待遇で(ありがとうございました!)副市長さんにご案内 頂きましたが、高岡の万葉に加えて、町には万葉歌碑が一基だけあります。 その時は、町の中で誰一人合わなかったほどの静まり返った「まち」でした。 ところが、ところが…。 1万3千人の人口で、23日の賑わいは半端じゃない! JR福岡駅からの正面通りがメインとなり、テキ屋の屋台が立ち並び、 その通りをソーランの連の社中が次々出演。合間を縫ってチンドン屋 さんがクラリネットや、太鼓のなつかしい響きを残しながら徘徊。 老いも若きも観光客も、見る人、出る人、食べる人・・・と大混乱状態でした。 なんと、公称十万人の人出とか!ウッソー! 信じられない! またその合間にある、「つくりもん」の作品を鑑賞するのは大変でした。 私は初めてのことで、驚いていたところ、地元の方のお話を伺って、 また納得しました。 昔は、「夜」のまつりで、「五穀豊穣」の感謝に、自分たちの育てた野菜で 素朴な飾り物を作り、まつりのあとは、その野菜を感謝して食す…と言う 静かなお祭りだったようです。 だんだん華やかになって、私の訪問した今日は今まででもっとも賑わいが あるようにおっしゃっておられました。 今は、農家が減ったこともあり、野菜を外から調達するようになったとか。 また、つくりもんは素材の形・角度・色などを生かすことが大事で、昔は 素朴な作品ばかりだったが、今は彫ったり、切ったり…と細工は減点です、と 審査の時にお聞きしました。 感心したのは、福岡町の隅々まで「つくりもん」作品の会場が点在していて、 (意図的?)、つくりもんを全部見ようと思うと必然的に町中を散策することに なります。午後に会場へ到着した私は、担当者の角田さんに「ひととおり ご覧になってきてください。」と言われるまま、会場図を片手に歩き始めました。 審査員ということで、スーツに5センチのパンプスで来たことが失敗でした。 歩き廻る中、暑さで上着は脱ぎ、足は痛いし…。やむを得ず、担当者に「つっかけ」 でも借りよう(泣)と思った矢先、フリーマーケットで1000円の靴を見っけ!!! 午後4時から、きちんと5人の審査員同士の紹介があり、審査基準を聞いた上で、 もう一度あらためて、町を一周の作品見学へ…。本当によく歩きました!(汗) でも途中の辻でばったり、橘市長に出会ったのは偶然とはいえ、びっくりでした。 ただ、2回目に回った時は、もう薄暮時になっており、昼の喧騒と入れ違いに 町中が鈴虫の声に満たされて、いや覆われて、スケールの大きなBGMの中、 歩きますと、お昼とは違い、屋台の照明や、祭りの灯篭が映え、また違った趣で ゆっくり味わうことができました。 つくりもんも、住宅地の中に会場もあるので、それぞれのお住まいも毎年の、 人の目を意識してか、家並みも立派だし、お庭も個性的に草花を手入れなさって 家も、町もみんな奇麗なのです。岸渡川(がんどがわ)の家並みは「お宅拝見!」 のような、お洒落な家が立ち並んでいました。 こうして、私のように初めて訪れた者も「つくりもんまつり」を通して「福岡町」を ほとんどめぐる…よ言うことにもなるので、すごい町の観光・紹介になっています。 これだけの賑わいですから、宣伝しなくても人が集まる!そうですが、やはり 口コミ宣伝は半径が限られますね。もっと外部にも知らせてほしいなと思いました。 教会でも御言葉のつくりもんが…。献金がわりにぬいぐるみを購入。「ふくちゃん」 と命名致しました。当日発売と聞いた「つくりもん囃子」のCDも記念に購入。 とっても楽しかったし、「ふくおかまち」の魅力にも浸ることができ、来月(来週?) 万葉まつりで高岡の予定を控えての「高岡行き」でしたが、いい機会を与えて頂き 感謝しております。 では、ふくちゃんとCDと私をフォローしてくれた現地調達の靴です! ふくちゃん.jpg


0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA