あれやこれや、「芝居の巻」

娘の芝居もおかげさまで無事7公演終了いたしました。(6/30)
今回の「山吹」の上演については、観客動員が大変よかったらしく、
娘が遊劇隊に入団して、約10年ですが、初めて総勢500名を突破したと
うれしそうに話してくれました。
商業演劇ではありませんので、娘たちが団費を払いながらの公演ですし、
ともかく「見て頂くこと」がすべてです。
もし私のブログを見て行ってくださった方があれば、ネット上ですが、
母より御礼申し上げます。
娘が出演料のもらえる女優になってくれたなら、「生涯芝居」も認めよう
ものを…。まだまだ、家族とのせめぎあいが続いております。(笑)
「紅玉」「天守物語」「夜叉が池」そして「山吹」と4作、泉鏡花の作品を
鑑賞しましたが、それぞれに非現実的な空間の世界が、舞台作りや演出に
よって、個性的に、展開されていたと思います。
「山吹」と言うタイトルにも示されるように、最後は黄泉の世界へと道行きが
始まりますが、ライトアップされた行列を会場の外で見せ、万葉人なども
もっとも恐れると言う、魑魅魍魎のうごめく日暮れ時を、泉鏡花の世界でも
「逢魔が時」として表現されていました。そして会場を二元的に演出された
場面が私には大変印象的でした。(初日だけ、花火もあったらしい!)
娘も芝居の前後、1週間自宅から劇場通いをし、こんなことでもなければ、
帰ってきません。(しかも、帰宅はいつも深夜!!!)
その「娘」と母のスケジュール調整により、数年来、懸案だったおばの
お墓参りが、急遽7月5日に実現しました。
                             ・・・つづく。