猪名川万葉の会、開講しました!

  • 猪名川チラシ.jpg

4月11日、いよいよ新たに私が担当させて頂く「万葉講座」が始まりました。
2月末のブログにも書きました、「犬養万葉を引き継ぐ」講座です。
桝川先生は、猪名川町に住んでおられますので、猪名川3教室、そして隣接した大阪府
豊能郡豊能町の1教室と4つの講座を持っておられました。20年以上の年月に受講生が
増えていったのだと思います。
桝川万葉のこれまでを伺いますと、年2回の「万葉の故地をめぐる旅」を楽しむこと。また、
講座の授業中に犬養先生のエピソードなどが、半分以上を占めることがあるらしい…くらい
まさに「犬養万葉」の踏襲だったようで、桝川先生の受講生は犬養先生の孫弟子のような
もので、私も同じ輩であったことが、今回の引き継ぎのすべてだったように思います。
しかし、上掲の「宣伝チラシ」を拝見しますと、大変立派なものですが、きっと初めて見た
人には、写真の姿や「万葉うたがたり」など理解しがたく、「一体、この講師は何者?」と
思われたことでしょう。
桝川教室から来られた方はともかく、チラシでお誘いを受けられた方は半信半疑で集って
来られたようでした(笑)。
初回でしたので、まず自己紹介と「万葉うたがたり」活動のご紹介をいたしました。
そして私の講座は、定番の万葉講座ではなく、やはり「万葉うたがたり」として、万葉歌と
音楽を楽しんで頂きながら『万葉集』を楽しんで頂く講座であることを申し上げたのち、
きょうは、私のテーマソング「サンバDEツバキ」と、万葉人の心情を理解していただくのに
もっとも私が好きな「祝婚歌」をご紹介いたしました。
犬養先生が産経学園などで引退されるときに、やはり高齢になっておられた受講者が、
先生が辞められるときは、私も辞める時…と何人もの方々がカルチャーを辞めていかれました。
桝川先生の教室でも、長く講座を続けてこられましたので、きっと桝川先生が辞められる
時は私も…と辞められた方も多いことと思います。
桝川先生との「絆」ゆえに、新たな機会には参加したくない方も当然あることでしょう。
そんな中で、桝川先生自身も健康上のご不安があり、勇退される時期の決断と「自分が
辞めてしまうことで、猪名川町の万葉講座の灯が消える」ことの懸念で、この1年間悩み続けて
きたとおっしゃっておられました。
私はともかく「犬養万葉を引き継ぐ」ことで、承諾させて頂きました。
ご無理があったかと思いますが、4教室を1つにまとめて頂き、猪名川町の日生中央の
公民館で新たに猪名川万葉の会のご協力をさせて頂くことになりました。
4月11日はあいにくの雨でしたが、春の訪れが遅かったせいで、山間の日生の里にも桜が
咲いたばかりのようでした。
公民館の窓から見える桜並木の景色が大変美しく、思わず景色を見ながら「さくらさくら」を
全員合唱してのスタートとなりました。
今回を皮切りに、毎月第2水曜日に猪名川町の日生中央の公民館に伺います。
私が初めて社会人として仕事を始めた、20代後半の頃にヤマハ音楽教室の講師として
配属された場所が、川西市のハセガワ楽器でしたが、その楽器店のエリアに属する「日生中央」は、
楽器店の最北の店舗・教室でしたが、私もピアノの発表会で駅前のカリヨンホールを
利用させて頂いたことがありました。
30年ぶりに訪れた日生中央駅。会場の公民館は、なんとそのホールと同じ建物に…。
「縁」というか、再びこの地を訪れる機会があったなんて…と大変感慨深いです。
人生の長い道程のドラマを思い起こします。
そして、この講座も、まず1年はがんばって続けないと…と思っております。
猪名川万葉の会の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


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