北野天満宮

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3月16日で、1932年まれの母が、傘寿を迎えました。
80歳の母…と言うのは、世間的には普通の年齢層ですが、自分自身の「年齢」感覚がマヒ
していますので、同じように、また母もそれだけ年齢を重ねているという実感がありません。
長寿だった祖父母を見送った後、気が付けば、両親もすでに老境に入っていたことが、私には
ショックだったことが思い出されます。
今年、私は年女だと自覚してみて、初めて両親の年齢も納得できるようになりました。
家族というのも、両親の新家庭のスタートから始まって、61年の間に、家族が増えたり、
その成長に伴って、社会環境が広がったり、変化しながら、「家族」の絆が不動のものになり、
そこから子供の自立・独立を経て、家族の相対数は増えても、「核」としての家族は、
役目を果たして、形が衰退して行くのですね。「老夫婦」は、まさに原点に戻った形だと思います。
大伴旅人ではありませんが、それもあって「老い」は「寂しさ」の意識が強まるのかも
しれません。
私も弟家族もこの3月16日その日に集うことができなかったのですが、18日に娘が京都で
ダンスパフォーマンスの舞台があり、それを一緒に見に行くことで、「せっかくの外出」に
合わせて、食事も一緒に…と予定を決めてから、とても楽しみにしていたようでした。
両親は、孫の舞台を楽しみにしていますが、この頃は体調のせいで、なかなか観に行くことが
できなくなり、私の車で…というのは、とても安心だったようでした。
舞台もですが、ついでに10年ぶりに引っ越した娘の新居も気になり、見たくて、マンション
見学もあり。そして娘がお運びさんのアルバイトをしている京料理「ほんざわ」で会食。
私も久しぶりに親孝行ができた?…と自己満足でした。
京都は終日、小雨のしぐれる中、通りがかりに北野八幡宮へ。
両親を車に残して、足早に境内を半周。梅の花は、まだ7分咲きでした。遅い!
1枚だけ記念に写してもらった携帯写真です。
「東風吹かば、匂い起こせよ 梅の花…」う~む。香りはあるのですが、まだほのか。
満開の時期には、まだ間に合いそうです。


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