会うは別れの初め…。

2か月に1度の音楽療法(もどき)ボランテイアも2004年の8月から開始して、はや7年半に
なる。毎回みんなで歌う季節の歌の歌詞を準備するが、わずか、年6枚のペースでも
40枚以上になっているのを見ると、時間の経過の実感がなく、あっという間のことだった
ように思われる。
ミスブール記念ホームは、高槻市にある民間の施設で、規模は大変大きく、正式には
社会福祉法人聖ヨハネ学園という母体に、児童養護施設や、保育所、障害者支援施設、
知的障害児通園施設など、高齢者と障害者に対する支援事業の団体で、私はその中の
高齢者ケアセンターのデイサービスの方々に対するボランテイアとして、参加させて
頂いている。
先月末、ボランテイアに対しての懇親会を開いてくださったことは、ブログにも書いたが、
今春4月には、小規模特養の新たな施設も完成し、開設される。
今の時代の需要の多さと、必要性に、何か複雑な思いもする。
私も訪れるたびに、デイサービスに与っておられる方々の顔ぶれが少しずつ違うので、
その時に仲良しになっても、また次に必ず会えるとは限らないので、得意のお名前を覚える
こともうまくいかず、たまにしか来れないことを申し訳なくも思うことがある。
ただ、伺った時に、施設で働いておられる介護の方々を見ていても励まされることも多く、
私はその「ふれあい」を感じることが好きで来ているのだ…とも思っていた。
明るくて、親切で、根気良くて…とわずかな時間でもご苦労は感じていたが、それ以外にも
いろんなことがあるのだろう。
今回、私が帰る時になって「先生、お世話様になりました…。今月末で退職することになりました。」
と生活指導員の北村さんからご挨拶があり、びっくりしていると、いつもおだやかで優しい
長岡介護士が、「僕も来月退職することになり、ありがとうございました。」なんて…。
するともう一人の介護士の女性も「私もなんです。」ええっ!!!
みなさんがいらっしゃったから助けられて私も楽しく伺っていたのに…。
もちろん残りの方々も立派な素敵な方々なのだが、私のボランテイアタイムに関わって
頂いていた3人だっただけに、ショックもショック。すごくさびしい。
帰りの車で、「介護」という大事なお仕事の転職ということで、次はどんな風な仕事に
変化していかれるのだろう…とか、2か月に1度のアトランダムなボランテイアも、みなさんに
会える楽しみがあったことや、いろいろ思いが込み上げてきて、本当に「さびしい」と
思った。会うは別れの初めといいますが…というフレーズを言い聞かせながら…。
また新たな職場で、活躍されることを心からお祈りしています。
そして、ミスブールも「大きな穴」を早く埋められるように、新たな戦力、チームワークで
頑張って頂きたいものだ。


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