アンチエイジングデイナー

12月6日は、9月の講座に伺ったときに決めた備前うたがたり会の忘年会でした。
12月に入って私もサロンも少し落ち着きを取り戻し、ほっとしたのも束の間「忘年会」ってか!!
師走を実感しながらも、備前のお仲間の方々との集まりですので、会食も岡山市内となり、
悩んだ末、山寺さんと車で出かけました。
大阪から現地まで2時間弱で着きます。
午前中はTSUBAICHIで仕事をしてから、出発しました。私たちは「晴れ女」の面目躍如で、
風もなく、日差しも明るい恵まれた1日でした。
夕食までには時間があるので、地元へ嫁ぎ、備前うたがたり会のきっかけを作ってくださった
万代恵理子さんにお付き合い頂き、「櫂の木」の紅葉が美しい閑谷学校へ立ち寄りました。
閑谷学校は、以前犬養先生のご講演と共に私もコンサートをさせて頂いた懐かしい場所です。
もう20年くらい前になるでしょうか。
「櫂の木」が有名なので、紅葉の時期にはバスや団体客が押し寄せる名所だそうですが、
普段は静かな山間の旧跡です。私たちが行った時はほとんど落葉し、1本の枝にかろうじて
紅葉が…。私たちのための「最後の一葉ね」と、笑い合いました。
               あんち.jpg
この備前市にある、閑谷学校は、現存する最古の学校建築物で、創始者は、岡山藩主の
池田光政公です。
武士の子弟が学び、庶民の学校として、地方のリーダーを育てる目的で造られたそうです。
講堂の床に正座して「論語」をそらんじては、講釈を受ける「講堂学習」が行われました。
私もおみやげに親しみのある章句を集めた「あいうえお論語」を購入しました。
さすが、備前だけあって、屋根が備前焼瓦で色の風合いがきれいでした。
また、私は丸みを帯びた「切り込みはぎ式」と呼ばれる石塀に、感嘆しました。
広大な空間に、各所、工夫を凝らした隅々まで精巧な作りの学び舎のたたずまいが本当に
素晴らしく、次回TSUBAICHIバスツアーはここだ!と確信をしました。
名物の2本の大きな「櫂の木」は、左は赤、右は黄の2色に紅葉するのが特徴で、今回は
既に見頃は終わっていましたが、11月10日頃が最高に美しいそうです。
さて、肝心の忘年会の宴会は、東岡山の「雅」という日本料理のお店でした。
ちょうど50代の女性の会ということで、「アンチエイジング」をテーマとしたメニューの
このお店を予約してくださったそうでした。
アンチエイジングとは、言葉のごとく「抗老化」「抗加齢」ですが、味気ないので、
「いつまでも若く過ごせるための」…お食事会でありました。
たとえば、四季の食材を季節に合わせた色合いのものを取ること、春夏秋冬に対応して
青・朱(あか)・白・玄(くろ)の食材の有効性。冬は黒い食べ物がいいそうです。
たとえば、黒豆?ごぼう?…などなど。
また、今や有名なコラーゲンを取るには、すっぽんのスープとか…。
カメラを忘れていき、証拠写真がありません。(泣)
「雅」というお店は今年開店されたそうで、広島で修業された若い板長さんが、ご挨拶に
来てくださいました。お一人で料理対応をされているので、お店には座席に余裕があるのに、
その日の予約の方々に最高のおもてなしをするために、以外のお客様は受け入れないという
こだわりにびっくり。それではやはりビジネス上、大変だろうと思いますもん(汗)。
でも、頂いた名刺に、お~!と感動!
「和のコトダマは、輪に通じます。すべての人々が手を繋いで、一緒に幸せになろうという
思想です。輪はまた、コトダマで「環」に通じ、天地万物の有機的な繋がり、野菜は作り手
のお百姓さんやそれを選ぶ人、八百屋さん、消費者と繋がります。野菜の命を育んだものは
太陽や雨や大地です。大自然、大宇宙の中の目に見えない有機物的な繋がりの中で人間は
行かされています。そのことに自然と気づかされるのが和食です。和の中には、平和が循環
するという思想も息づいています。その時期に出来るものは、その時期に必要なものです。
旬時期を大事にする日本(瑞穂の国)。その時期、その土地でできるものを存分にお楽しみ
ください。…」と書かれていました。
その思いを貫いてがんばってくださいね!とエールを送ります。
またぜひ訪ねたいと思いました。
板長さんの心のこもった素晴らしいお食事と、ご招待してくださった備前の方々に本当に
心から感謝致しました。なごやかに「オバサントーク」炸裂!?。
でもみなさんわきまえられた、素敵なご夫人方です。気持ち良いお付き合いがありがたいです。
忙中閑とはこのことで、この「ひととき」は翌日からの「元気の素」になりました。
来年備前の講座はまず2月に久しぶりの「かるた会」で万葉を楽しむ予定です。
私と山寺さんは、「備前の里、閑谷学校と備前焼見学ツアー」の実現のために、作戦会議
開始です。(笑)


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