山の辺の道を歩く。

11月25日に、宝塚のコープカルチャーの方々と現地講座で山の辺の道を歩く。
なかなか時間がなく、天気予報では「大雨」とのことだったが、前日の阪神戦のあと夜中に
しっかり降ってくれたおかげで、朝からは曇り空となり、下見を決行。
久しぶりの山の辺へ…。
詳細は当日のお楽しみだが、今回はねことの縁が多く、満足。
大神神社の隣のお寺で、なかなか立派なネコが…!
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山の辺の道もずいぶん整備されて、歌碑にも番号がついていたり、必ず写真に映るので、
少し興ざめなところは何とかならないのかしらん。
しかし、昔から著名な方々の個性的な歌碑が多くて、出会うのがうれしい道だ。
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この子は、何を思ってか、細く長く続く道をずっと私を先導してくれた。ありがとうね。
あと、狭井神社の茶店でにゅうめんを食べたが、そこにもひなちゃんそっくりのネコが…。
こんなにここでネコと出会うなんて…。谷中の下町めぐりのようだ。(笑)
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この有名な碑は、きょう歩いたコース中で3回見ることができた。
下見なので、行きつ戻りつしながらの歩行だったが、一昨年NHKテレビ出演で朗唱
させて頂いた展望台にも上り、「国見」をした。大和国原を臨む格好の場所だ。
桧原神社が、整備されすぎて素朴な鳥居だけだった社に、柵ができたり、色づけられたり
ボランテイアガイドも常駐され、賑わいもあり、ここも静けさを求めて行っただけに
ずいぶんの変化にびっくりした。
もっとも驚いたのと悲しかったのは、犬養先生と訪れていた車谷の白梅が、老木ではあったが、
とうとう切り倒されたのか、なくなってしまっていたことだ。たった2本だけが残っていた。
古木となり、数えるほどしか花をつけなくなってしまっていたが、私たちにとってはかつて
犬養先生と毎年3月の第1日曜日にお花見に出かけた大事な思い出の場所だ。
見まわすと、この巻向の集落は今や「ミカンの里」となり、和歌山の有田を思わせるような
ミカン畑の豊かな光景に様変わりしたようで、目を見張る思いだった。
三輪山の山裾を歩き、三輪山を背景にして、大和国原を臨むこの道は、本当に貴重だ。
当日は「どこまで歩けるか」の下見確認だったが、きょうの私のコース(山の辺の道の
約半分)崇神天皇陵あたりまでを私の万歩計で確認すると12キロ。
まあ、明日香の時も6キロくらいと言われていたので、当日はもう少しショートカットする
ことになるだろう。
井寺池の久松潜一さんの歌碑は、「三諸は人の守る山…」の歌で、そばに大きな椿の木が
立っているのだが、きれいなやぶ椿で(つらつら椿)「白」!それももうたくさん咲いていた。
山の辺の道のスタートは「海石榴市」、そしてこうして「椿」に出会える場面といい、
私に与えられたふさわしいコースと確信した。
1ヶ月後…秋も深まり、また里の季節も変わっているだろうが、みなさんと楽しく歩きたい。
一緒に行きたい…方があれば、是非、宝塚のコープカルチャーにお申し込みください。
いい旅を共有しましょう。


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