沢田冨美子さん、おめでとうございます。

今日から、私のサロンTSUBAICHIで、沢田冨美子さんの個展が始まりました。
1年近く前からご予約を頂き、その日が訪れました。
日本画歴5年と言うことですが、このご挨拶にあるように、「日本人の心情を大切にしたい
気持ちを日本画に託してきた」と言われたことは、美しい風景、特に植物をテーマに描いて
おられます。これは、『万葉集』に詠われた背景としてのこだわりが強く感じられました。
まだ始まったばかりですので、作品はブログで、まだ公開しませんが、中心の日本画10点に
加えて、ちぎり絵の色紙、また泉山未生流師範代としての生け花、作品が扇子になったもの
など、まさに沢田ワールドが公開できたことを心からうれしく思いました。
初日のきょうは、10時からオープンするサロンに、9時半ごろからお客様が足を運ばれ、
出足は上々でした。セレモニーが終わらないときちんとオープンできないので、まず沢田さんに
テープカットをして頂きました。そして始めに、沢田さんの絵画の先生で、今回の作品の
ご指導、また展示準備全般に関わって頂いた駒原敏博先生にご挨拶を頂戴しました。
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駒原先生には、澤田さんの個展によせて、心のこもった一文を寄せて頂きました。
ご挨拶でもまた、「感動できる心を大切にして、技巧よりも自分自身の納得のいくように
これからもたくさん描き続けてください」とエールを送ってくださいました。
先生自らも、澤田さんの展覧会に間に合うように作品を書いて下さり、入口に掲げさせて
頂きましたが、「祈り」という、仏様の絵です。東日本大震災を経て、芸術家にできること
は何かと自問自答される中で、生まれた作品だとお聞きし、先生のお人柄にも尊敬しました。
沢田さんが、素晴らしい先生と出会っておられたことを自分のことのようにうれしく思いました。
また今日のサプライズは、堺市長の竹山修身さんが来てくださったことです。
「修身」という名刺のお名前を拝見し、いい名前やな…、私は一生忘れないと思いました(笑)。               067.jpg
大仙公園の犬養万葉歌碑建立では、幡谷市長(故人)にお世話さまになりました。また、
続いての木原市長は、阪大の出身者でもあったことから、犬養万葉顕彰会の会員でもあり、
堺万葉歌碑の会の沢田さんの協力者でもありました。その現職の木原さんを破った竹山市長
に、きょうはじめてお目にかかったのですが、本当によく来てくださったと思いました。
大阪府職員から転身されたので、私が大阪維新の会のことを尋ねましたら、きっぱり「私は
所属はしていません。」とおっしゃいました。私は橋本知事の「大阪都」構想や、首都機能
移転の準備や、地域連合など、共感できることは多いので、「がんばってください」と
申し上げたかったのですが、(理念は共通であろうと思われますが)、首長が1つの政党に
属する立場はきっとよろしくないのでしょう。肩すかしを食ってしまいました。(汗)
ただ、澤田さんがこうして首長の交代があっても行政側と太いパイプを持っておられることの
感心です。私は歴代西宮の市長にお目にかかる機会は何度もありましたが、親しく話すどころか、
名前すら覚えて頂いていません。「私だから」と言うことではなく、「西宮市長」が、個人に
呼びかけられる風景なんかみたこともないし、そんな雰囲気でもない。万葉の各地で私も
含めて、それぞれの方が、行政の方々と溶け込んでおられるのに、西宮は市民となんと距離が
あることか…。竹山市長さんも、今日の訪問は社交辞令的なものかもしれませんが、「市民」
の活動の場へ顔を出してくださることの誠意に、大変うらやましく思いました。
堺市民として、沢田さんは感激されたと思います。
初日のきょうは、50名近い入場者でにぎわいました。体調が万全ではない澤田さんですが、
25日(水)まで、描かれた日本画を通して、多くの方々との旧交を温め、出会いを楽しまれ
元気が戻られることでしょう。
沢田さんの喜びのお手伝いをできることを開催者として意気に思っております。
本日は、近畿以外に、横浜や鳥取からもご来場ありがとうございました。
では、また報告をお楽しみに…。


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