古戦場、「明石」へ参上。

私が昔戦ったわけではありませんが、昨日、子供の頃から親しんできた場所「明石」で、
全国万葉協会の総会があり、久しぶりに散策にも参加しました。
いまや、私たちの子供の頃の「明石」は、神戸市西区として統合、変更された地域もあり、
ずいぶん地図も塗り替わりました。
明石公園は、JR・山陽電車の駅前にあり、小学生の頃から、遠足や写生大会、毎年の菊人形を
見物しに、「垂水」が実家でしたので、私もよくやってきた場所であり、大変懐かしかった
です。広大できれいに整備された公園に本当に驚き、感心しました。
電車から時々見ていた明石城にも久しぶりに登り、「今浦島」を痛感しました。(笑)
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高台からよく見えていた海が、今は海岸が埋め立てられ、高い建物が林立し、美しい景色が
ほとんど見えなくなりました。明石海峡大橋も後方にまぎれてしまっています。
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私の知る明石は、人丸神社と月照寺、また東経135度の子午線の通っている明石天文台でしたが、
今回は、その他明石市立文化博物館の立派な建物も初見、明石神社や、本松寺、妙見社、亀の水、
初めて行ったところもあり、意外な散策スポットであることに感心しました。人丸神社は、
正しくは柿本神社でした。山陽電車の最寄駅も「人丸前」ですので、地元の私たちには「人丸」
が身近なネーミングです。
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境内には、有名な歌碑が並んでいます。
左は、「天さかる 鄙の長道ゆ 恋ひくれば 明石の門より 大和島見ゆ」の万葉歌碑。
真ん中は、「大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に いほりせるかも」と、さすがに
人麻呂オンパレードで、右は、百人一首の柿本人麻呂の歌。
お隣の月照寺にも、「ともしびの 明石大門に 入らむ日や…」の碑がありました。 
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明石スカイツリーではありません???(笑)。明石市立天文科学館の建物と、1直線になった
場所で写した子午線標準線の標柱のショットです。わかるかな。
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春爛漫は、平戸つつじも、もう盛りを過ぎていましたが、月照寺で目をひいた接ぎ木の芍薬。
グラデーションとなって咲いた花色がきれいでした。
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全国万葉協会の総会日だけあって、各地から多くの方々が参集されていました。
役員の中には、明日香村稲淵の小倉さんも…。「古代の時」を楽しく学んでおられました。
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さわやかな5月の1日。被災地からは、報告と感謝のご挨拶に茨城県から大木さんも参加して
くださいました。あまりの平和?生活の温度差にかえって切なくなられたかも知れません。
元気パワーを持ちかえって頂ければ幸いです!
私も久しぶりの「古戦場」を、懐かしく、いや反対に興味深く楽しんだ一日でした。


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