驚きません!(笑)

オリンピックといい、紅白歌合戦といい、国民的行事に熱中する
ミーハーな私は、中国で開かれたオリンピックの開会式も感動しましたが、
山の頂上からスノーボードで滑り降りる場面から始まった、バンクーバー
冬季オリンピックの開会式にも感動を覚えながら、テレビ観賞しました。
政治色も強いオリンピックですが、やはり世界の人々が集い、人間の能力の
限界に挑戦し、世界一を競いあうことは本当に素晴らしい!
スポーツマンシップ!という言葉が心地よく響き、選手たちが崇高にも見える
機会だと思います。
でも12年前の里谷多恵が金メダルを獲得した時の国旗掲揚、国歌演奏の時に
帽子も取らなかったと非難を浴びたことをまたも思い出してしまうようなことが
またも起こりました。選手村入村式・開会式にも出してもらえなかったスノー
ボード出場の国母選手の1件です。
私も「自分の娘の世代」の常識や成長度や、私たち大人との関わり合いなどを
見て来てもう何年間もうんざりしていましたので、別に驚きませんでしたけれど…。
ただ、朝青龍も同じ、国母選手も同じ、本人の未熟さと「教育」の不足の賜物!?
がこのような結果だという恥ずべき事実ですね。
受験戦争の中で「お勉強」のできる子が良い子? 運動能力が優れて、NO1に
なる子が良い子? そして認定された「良い子」にはチヤホヤという環境が
待っていて、個人主義の多様化した価値観の中で干渉することもしにくくなった
世の中。親子間で虐待が行われるようになった社会で、他人の子供に意見や注意など
できるはずもなく…。きちんとした人間が育つことが「奇跡」かもしれません。
あえて、日本人というべきなのか、いや立派な「人間力」を持つ国民を有する国家こそ、
次の時代の国造りの最大の国力であると思います。
人間の品格しかり、教育しかり、今の「若い人」の言動や行動の乱れは、やはり国の
戦略としての「教育」の秩序の箍がはずれてきていることの結果でしょうね。
国母クンも哀れな犠牲者だと思いますが、タチが悪いのは「本人」にその意味が
伝わらないことの皮肉でしょうか。
でも朝青龍は引退翌日からハワイでゴルフ三昧、国母クンももし金メダルをとれば
「終わりよければすべてよし! シャンシャン」と、これが罷り通る世の中が恐ろしい。
単なるオバサンの愚痴ではありますが、「日本」はオリンピックで期待される日の丸・
君が代ですら、平成11年の国旗国歌法でやっと法制化されて「認められた」くらい
国家意識が低いと思われてもしかたがないように思います。
三島由紀夫や司馬遼太郎も、ここにまで日本沈没の「憂い」が来てしまったのかと
嘆いておられることでしょう。しかし先見の明を持って国家ビジョンを描ける人も
もうそんなに多くはないのかも。私もずっ~と、日本沈没を心配しています。


0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA