くやしいけど、感動!!!

早く寝ようと思っていたにもかかわらず、やはり見てしまった!
全世界が注目した「オバマ新大統領の就任式」。
アメリカで初めての黒人大統領の誕生という、歴史的瞬間の
場面に立ち会いたいと、私もテレビ観覧席についた。
ともかく感動!
氷点下のワシントンの連邦議会議事堂前広場に続々と詰め掛けた
人々、入場する歴代の大統領たち。(年月を感じる風貌だ!)
日本の儀式のように形式ばっていない。開始の時間も遅れた。
宣誓式にまず大統領の前に副大統領がすることを始めて知った。
司会進行が、連邦議会の「女性」議長というのも平等感がある。
アレサフランクリンの「アメリカ」を聞きながら、何故か涙が
出てきた。人種の壁を越えたアメリカ国民の期待感が、私にも
伝わってくる。
オバマ氏の就任演説は、私が思ったより長かったが、そうか、
日本の「官僚作文」のセレモニーではない、本音の所信演説の場
なのだ。随所随所、気配りや、謙虚さや、国民を主体とした姿勢と
一致団結を問う「アメリカ合衆国」への愛国を十分に感じる
ものだった。やっぱり(日本と?)どこか違う!
初代リンカーン大統領を尊敬されているオバマ氏らしく、列車での
ワシントン入り、200年前の聖書、演説内容にこだわりを感じられた
事も素晴らしい。
収入もオバマ氏より上と言われる、弁護士のミシェル夫人の表情も
素敵だ。家族の支えがあっての大仕事である。
黒人のファーストレデイとしての注目度も高い。ご夫妻が今日まで
親や祖先の人種差別や苦労を実際に見ながら、努力してこられたことで
本当に感慨深いことだろうし、8割の国民が支持するアメリカの変化に
「再生アメリカ」への期待の星としての登場だったのかもしれない。
歴史が浅いこと、多宗教、多数の人種の集合体であること、国土の
広さ・・・などを克服して今日大国のアメリカがある。
大東亜戦争による敗戦から、アメリカとの関係をひきずっているが、
そもそも歴史と美学ある島国日本と、比較対照することがそもそもおかしい。
アメリカは、新たな国家の確立のために、自由と責任を謳い、知恵を加えて
科学・経済・音楽・スポーツ、そして軍備までも世界をリードする
国となった。日本は戦争でアメリカに骨抜きにされたと言われるが、その後、
意地を示すどころか、アメリカ追随の、ポリシーも愛国心も失いかねないような
国に成り下がってしまっている。
ちょうど今、参議院の集中審議を行っているが、むなしくなってきた。
アメリカ国民がオバマ氏にすべてを託すように、信頼して日本を率いる政治家
どころか、国民不在のコップの中の嵐の永田町にうんざりだ。むしろ悲しい。
私も気分が高揚している。国民が就任式の前日眠れぬ夜を過ごした
という、オバマ大統領の就任に「アメリカ」の良心に心から敬服と
祝福を申し上げたいと思う。
世界の嵐の中の出発!、でもその世界中が見守っている!期待している!
くやしいけど、アメリカの本当に自由主義の選択に喝采。
では、仕事にもどります!(汗)


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