原点にもどる。

今年はなぜか、私に「万葉を歌う」ことより、「朗唱」の依頼や、機会が多く、
本日も開会式の一場面でしたが、「朗唱」出演して参りました。
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タイトルの通り、第56回の全国里親大会(奈良県大会)が行われました。
天理教の関係者が関わっておられますが、「里親制度」で家庭に恵まれない子供たちの
ための奉仕活動として、宗教を超えた国、行政、福祉団体などの協力体制のもと、
行われている全国大会でした。
開会式に必ず耳にされる故高松宮喜久子妃殿下が、昭和48年に歌会始めで詠まれた御歌を
「象徴」として、いつも詠じられているようで、今年は主催が奈良県と言うことで、
「朗唱スタイルで…」と白羽の矢が立ちました。といっても私の朗唱や、「万葉朗唱」も
ご存じなく依頼してくださったその勇気に感謝します。
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そして、私の難題は、私の為に「天理楽所」の方がバックに雅楽演奏をしてくださる
ことになり、どのような節回しで歌ったらいいのか…悩みました。
最終的に、音域でまとめた感がありますが、西洋音楽で馴染んだ私には、何度雅楽の
CDを聞いても、小節数や展開や絶対音が拾えなくて困りました。
本番は、開会式直後ですので、あっという間でしたが、3人の楽人の方と私も着替えて
出演しましたので、一瞬のインパクトはあったかな!
本番も「生」の笙、笛、篳篥の音は違います。とてもいい感じで歌えました。
NHKから始まり、高岡、筑波山、本日と何度も「朗唱」が試された今年は、やはり
私の万葉元年と言うことでしょうか。
いい経験をさせて頂きました。
また、「これからの日本の子供たちを育てる」全国の里親の方々のご活躍に心から
エールを送りたいと思います。

「先生」の幸せ!

うれしいメールが入りました。
この2カ月、私と本人とのスケジュールのはざまをぬって、大学受験のための
ピアノレッスンをしていましたが、結果が出ました。西宮の聖和大学短期大学です。
無事合格。責任が果たせた気分です。
小学生の時にピアノレッスンをしていて、私が転居をきっかけにピアノの個人レッスンを
やめましたので、もう5年以上のブランクでした。
彼女は、中学・高校と「音楽」を続けていて、ブラスバンドで、パーカッションとして活躍し、
今年のお正月に久しぶりに再会できたことをブログにも書きましたが、それがきっかけで、
大学受験に幼児教育専攻を選択したために、ピアノ演奏が必要になった時に私の門を
叩いてくれたのだと思います。(笑)
課題曲と受験の評定、ピアノ技術のブランクなど、不安材料のほうが多く、時間的余裕も
あまりなく、私も忙しい時期にはいっていたので正直合格することについては半々の気持ち
でした。ただ、サロンへレッスンに来てくれたので、時々専門家の山寺さんにも意見を
聞いたり、それなりには努力ができたこととは思います。
筑波山から応援メールを送り、無事に終えることを祈っていました。
そして、甲斐あって合格の知らせを聞き、本当にうれしい!嬉しいです。
現在はピアノレッスンはサロンのみですが、かつての子供たちが私を思い出して、
レッスンにきてくれたり、先日のように私が東大でレッスンできるような機会があることを
本当にピアノ教師として、幸せなことだと思いました。
幼児教育のカリキュラムでは、今後もピアノの科目があるはずですので、再びレッスン開始
ということもありそうです。
いろいろ忙しくはありますが、いいことが続くことが、「私はついてます。」

ご来場ありがとうございました!

11月3日(水・祝)の文化の日、かねてからみなさまにご案内しておりました、
平城遷都1300年記念事業の万葉うたがたりコンサートが、無事終了いたしました。
ホームページのトピックスでも書かせて頂きましたが、私たちの親しい方々が
多く来て下さり、大変心強く、またうれしいことでございました。
気軽にご案内はしますが、やはり「奈良」の地まで来てくださることの感謝です。
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大極殿もすっかり秋の景色となりました。
ようやくしのぎやすい季節となり、平城京も私たちが見る最高の人出だったように
思います。
今回のコンサートは公募のイベントでした。「万葉」にこだわり続けて活動をしている
私たちがこの機会に出演できなくてどうする!!!と書類審査に応募しましたが、
もし落選していたら、冗談ではすまなくなることで、地道な活動が評価されるはず・・・と
「当然選んで頂ける!」と言う自負がありました。また、出演料なしのイベント参加でも
ありますので、メンバーの選択も悩ましく思っていたところ、「万葉うたがたり会」として
平城京で演奏することは、冥利に尽きる…と全員が快諾してくれましたので、6人と言う
贅沢な出演が実現しました。
リハーサル・演奏・撤去を含めての1時間です。プログラムも時間・内容に悩みました。
テーマは「平城京」にほかなりませんが、あれもこれも…と欲があるところを選択すること
のつらさです。でも、楽しい悩みでした。
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歌姫トリオです。美佐ちゃんと山口さんは、平成の歌垣にも出演しましたので、ソロ曲を
準備しました。
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演奏の村田さんと山寺さんです。舞台は風が強くて楽譜が飛びそうでした。
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舞台の後方に液晶のパネルがあり、遠方からでも舞台のイベントがわかる映像を流して
くれます。私たちはTSUBAICHIでパソコンや、パワーポイントなどは丸投げしてお世話に
なっている乾さんに今回お願いして、レジメのかわりに万葉歌を入れて頂いたり、風景
などの背景をお願いしましたが、想像以上に演出効果が高くて、とてもありがたかったです。
すっきりしたステージ運びになりました。
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山寺さんには、演奏もそうですが、今回の申請から打ち合わせ、舞台設定にいたるまで
すべてを仕切ってくださいました。本当にありがとうでした!!!!!
多くの仲間、協力者に恵まれて、オカモ丸は安定した航行を続けております。

発見しました!!!

いちょうがシンボルの東京大学。
黄葉はもう一息ですが、銀杏の実はたくさん落ちて独特のにおいが漂っていました。
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東大生の亀井君が、ピアノに限らずドラムやバンド活動も含めて音楽を続けていることに
かつてのピアノの先生として、敬服していましたが、今年もクラブの合唱の伴奏をすることに
なったようで、私が筑波山へ除幕式に上京していたこともあり、昨年に引き続き再び
レッスンが実現しました。教養部を終えて法学部へ進学した今年は、駒場キャンパスから、
本郷キャンパスへ移動です。
待ち合わせの赤門は、3月に甥の卒業式で感激した場所。再びこの場所に立てるとは
思ってもいませんでした。楽しい!
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大学生協の3階の学生会館のグランドピアノです。ほこりまみれ。
また広い部屋では、トランペットやクラリネットや、各楽器の練習で、騒音化していました。
負けずに練習した私たち!!!
   
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東京大学と言えば、犬養先生が東京帝国大学のご卒業ですが、東大合格の時にうれしくて
家族で合格記念のお祝いに食べようと、老舗の「ふじむら」の羊羹を買って帰られたところ、
明治人間のお父さんに「大学にはいったくらいで、そんなにうれしいのか。」と叱られて
お菓子を捨てられた…と言うエピソードが有名です。(東大入学なんて、すごいのに)
ミーハーな私たちはその「ふじむら」の羊羹を食べてみたい、ふじむらは本郷のどこに
あるのだろうとよく話題になっていました。でも見つけた!と言う人はいなかったようでした。
もう忘れかけていた昨日、偶然に見つけたのです。これも「縁」としか言う様がない
ように思います。閉まっていて、お店の様子はわからなかったけれど、これで満足です。
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人生いろいろ、毎日が楽しいですね。 ♪いいことあるぞ! ミスタードーナッツ♪