宮水学園、パート2
今年はわが町「西宮市」とご縁があり、7月の宮水学園塩瀬教室講座、そして10月の西宮
まちたび博のまちあるき「まんにょう」、そして、11月9日に、宮水学園の本部での講座と、
3度も地元西宮市で『万葉集』に関わるお仕事をさせて頂きました。
4月にコンサートをした大谷美術館も西宮市の施設です。
各地で、万葉うたがたりコンサートをさせて頂いたり、日本の万葉の故地で歌わせて頂く
ことは、本当に幸せだと思っておりますが、また、私が常々地元に対して思っていたことは、
犬養先生が西宮市市民文化賞を受賞された後、西田公園には万葉植物園が整備され、犬養先生
の揮毫による万葉歌碑も建立されました。地域的に『万葉集』とも関わりの深い西宮市ですので、
何とか私も『万葉集』をアピールできないか、地元の方々にお話しする機会はないかと
思っておりましたので、今年は特に多くの機会に恵まれ、ありがたいことでした。
宮水学園では、過去何回かお話をさせて頂いていますが、受講者も変化し、もちろん
担当者も変化しますので、毎回「新たな機会」です。
西宮周辺の万葉歌のご紹介が中心になりますが、やはり古代の人々の「心の厚み」が
ぐっと伝わるような万葉歌をぜひとも知って頂きたく、今回は「祝婚歌」や新年に向けて
「いやしけ吉事」などをご紹介致しました。
このたびは「ふるさと」コースの講座だそうで、先月は薄田泣菫の「西宮と文学」と伺い
ました。100名位の受講生のみなさんはとても熱心に聞いてくださり、うれしかったです。
担当の女性が、『万葉集』を歌われるということで、お琴や三味線で奏でる音楽かと
思っていましたと…あとでの感想。やはり『万葉集』の潜在的なイメージは若い人にでも
そう思わせるのですね。私の歌で『万葉集』の感性をもっともっと伝えていきたいと強く
思ったことでした。
「西宮」も重要な古代の交通路…ということで、受講の方々はご納得頂けたことと思います。
さて、来年も地元「西宮」へのアプローチを頑張ります。
そのために2003年から5年間続けて「西宮」で万葉うたがたりコンサートを自主的に行った
のですが、やはり行政の「よびかけ」がないとむづかしいのかな。ふむ!悩ましい問題だ。
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