岡本三千代と万葉うたがたり会
岡本三千代と万葉うたがたり会
  • Link to Facebook
  • Link to Mail
  • ホーム
    • トピックス
    • 万葉うたがたり会
    • 犬養孝先生
    • 万葉の仲間たち
    • 商品紹介
    • 明日香村情報
    • 予定表
  • 万葉うたがたりとは
    • 作品のご紹介
  • 万葉うたがたりの宮の人々
    • 万葉の宮のリンク集
  • 私と犬養孝先生
    • 万葉歌碑マップ
  • オカモの部屋
    • ギャラリー笑倉院
  • お問い合せ
  • Click to open the search input field Click to open the search input field Search
  • Menu Menu
  • ホーム
    • トピックス
    • 万葉うたがたり会
    • 犬養孝先生
    • 万葉の仲間たち
    • 商品紹介
    • 明日香村情報
    • 予定表
  • 万葉うたがたりとは
    • 作品のご紹介
  • 万葉うたがたりの宮の人々
    • 万葉の宮のリンク集
  • 私と犬養孝先生
    • 万葉歌碑マップ
  • オカモの部屋
    • ギャラリー笑倉院
  • お問い合せ
オカモのブログ
トピックス

くじら企画「山の声」を見て。

娘の奨めと、遊劇体の村尾オサムさんが出演されることもあって、日本橋の
インデイペンデントシアターまで、芝居を見に出かけた。
日本橋はほとんど行ったことのない知らない地域で、家電などの電気街として、
独特の雰囲気の場所だった。秋葉原ともちょっと違うが、はやりのメイド喫茶も見つけた。
新聞にも話題作として、取り上げられていたこともあり、私も行きたいと思っていたので、
昨夜娘の方から「明日が千秋楽やけど、どうする?」と連絡があった。
明日香村の犬養万葉記念館のかるた会に行くのをやめて、芝居を見に出かけた。
娘から連絡があったのも、予約は満員だけれど、早めに行けばなんとかなるということで、
ずいぶん人気があるのだな、さすが話題の作品なのだ!と思っていたが、会場へ行ってみて
今回の様子がだんだんわかってきた。
1つは作、演出の大竹野正典氏の追悼公演だったこと。2つ目は、3作を追悼の演目として
去年の8月、10月に次ぐ、最後の機会だったこと。そのせいか、開場前から人があふれ、
会場の人の雰囲気がなんとなくあわただしく、熱い。消防法違反であろう人入りで、身動き
もできないほどの満員。そして観客の私は、芝居の前に大竹野氏の追悼の芝居であることを
初めて聞いた。
芝居は「山の声」と言う、実際の神戸のクライマー加藤文太郎氏を主人公とした山岳ドラマ
で、かつていくつも読んだ新田次郎さんの小説を思い起こすような、冬山の遭難の物語
だった。作者の大竹野さん自身が山登りをされる人でもあったことから、実際のモデルの
事件をベースに書かれたものであるが、登山の経験から描かれた部分もあったであろう。
2時間近い舞台は、遊劇体の村尾さんと、主役の戎家海老さんの二人芝居で、雪山が舞台
になっている。観客には、これから起こる「遭難」についてのドラマの行く先は見えるの
だけれど、その経過や、人間と自然が切なく、きびしく、悲しく重い。
私は今回、一般人が「山に登ること」の目的は、一体なんなのだろうと思った。
登山の途中や、達成した時の景観を見て、喜びや、自然に対する驚異と感動が生まれる。
その経験から、次は求めて目標や憧憬として、登山の目的になっていくのだろうと思う。
主人公の加藤氏だって、一人の「単独行」の寂しさや孤独感を感じながら、登山することの
無意味まで思いながら、登山していたなんて…。
加藤氏の劣等感や、集団に馴染めない逃避が、大自然の世界に向かわせたのか?
いつもなら、単独行で、自分を守るための周到な準備や読みが、親しい二人でパーテイーを
組んだ最後の時に遭難をしてしまう。それは、他人へのふとした甘えや、自信がスキと
なってしまうのか。あまりに皮肉である。
また大自然は、心を癒す魅力もあるだろうが、一瞬にして私たちを陥れる悪魔のような顔も
持っているのか。それとも残酷ではあるが、山を愛する人たちを山に神隠ししようとする
のか。
結果は「遭難死」という現実しか残らないが、愛する人や家族を残してまで、困難な山に
向かわせる「登山」の魅力は何なのだろうとあらためて考えた。
今日の芝居の主張で、社会で生きる「自分」の悩みや苦しみを癒してくれる行き先として
登山に向う加藤氏。そして費用がかかるので「単独行」にならざるを得ない現実。
登山の山中でいじめにも近い、マナーと言う名のリアルな人間関係。
単独行で得られなかった感動の共有の機会が、遭難に結びついた皮肉。
雪山で記憶が薄れていく時の幻想の世界が、本人にとって往生際の幸せであること。
それらの場面を見ながら、登山は健康的で男性的で、冒険心を満たすスポーツ的な印象を
持っていたが、きょうは「そんなにまでして、どうして登山するのやろ」と、登山者の心の
葛藤など、今まで考えたこともないような、登山の断面に触れ、これが、大竹野さんの
世界観なのかもしれないと思った。
大竹野さんは、2008年に、京都の日本海で水死と言う、不慮の事故で48歳の若さで
逝去された。娘も面識があったようで、期待される作家・演出家であったようだ。
その追悼が、大がかりに3つの作品の上演と言うことで、きょうが最後だった。
演劇界での高い評価と裏腹に、亡くなった時に、新聞の三面記事で単なる会社員の
水難事故死として扱われたことが、演劇関係者の中ではたまらなく悔しかったようだ。
インターネットを検索すると、後に毎日新聞が、劇作家・演出家として訃報記事として
訂正、あらためて掲載したことで、大竹野さんの尊厳を守られたことに関係者はとりあえず、
納得されたようだった。そんな有能な劇作家の作品上演だった。
永山則夫や、宮崎勤や、事件を素材にして戯曲を書かれるシリアスなタイプ。
今日観た「山の声」も、帰宅して家に入るまで、登場人物の中村さん、吉田さんのことを
考え続けた。友人の死を見届け、置き去りにしても前進する悲しさはなんなのだ。
山で語り合った本音の会話は、山の神が封印してしまうのだろうか。
「山」は、やさしいのか、冷たいのか。
そうそう、昨年テレビ録画した「剣」の映画があった。
「山の声」も剣岳が舞台だった。いよいよ見ようと思っている。

2011年1月23日
タグ: 明日香村, 犬養万葉記念館
https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png 0 0 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2011-01-23 20:00:002024-07-12 12:35:49くじら企画「山の声」を見て。
次も気に入っていただけるかもしれません。
89歳の誕生日に想う。
岩本君がやってきた! ビバ! トゥジュール・サクソホンアンサンブル。
令和元年5月1日の万葉うたがたり
中谷 一先生を偲ぶ。
加藤ヒロユキ at TSUBAICHI
クリアファイルの紹介
Tags: 明日香村, 犬養万葉記念館
Terms Display
FMヤマト TSUBAICHI 岡本三千代 万葉講座 万葉ゼミ 犬養孝 万葉うたがたり オカモ 明日香村 グッズ コンサート 万葉朗唱 飛鳥 万葉歌碑 令和 がんばれ能登 恋歌CD 犬養万葉記念館 万葉集 高岡市 犬養先生 交野が原 万葉音楽祭 山口ひとみ 昼下がり通信
Search Search

新着情報

  • 12月の万葉植物野外講座のお知らせ。2026年10月5日 - 12:49 PM
  • 荒栲の 藤井が原にたなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも2026年9月14日 - 11:51 AM
  • 大正12年(1923年)9月1日2026年9月1日 - 9:41 AM
  • よさこいまつり「南国土佐のパワー」に圧倒!2026年8月21日 - 11:40 AM
  • 初秋の万葉植物講座のお知らせ2026年8月16日 - 4:18 PM
  • 高校野球ウルウル・・・。2026年8月6日 - 6:20 PM
  • 怒りと哀しさと・・・。2026年7月30日 - 1:15 PM
  • 2026年7月26日(日)世界遺産登録記念日2026年7月26日 - 1:51 PM
  • いよいよ飛鳥・藤原宮都が世界遺産に!2026年7月25日 - 12:30 PM
  • 「西日本の犬養万葉歌碑を歩く」の5頁、「市神神社」の地図に間違いがございました2026年7月20日 - 3:00 PM

カレンダー

Copyright © 2008 - 2025 岡本三千代と万葉うたがたり会 All Right Researved.
  • Link to Facebook
  • Link to Mail
Link to: 備前ファミリー Link to: 備前ファミリー 備前ファミリーLink to: 信じる! Link to: 信じる! 信じる!
Scroll to top Scroll to top Scroll to top