農家レストラン「さらら」さんで、さわやかな秋の日に「土と風の養生スープ膳」を頂いてきました。明日香村の栢森で経営されている、お店の名前が「さらら」さんです。店主の坂本博子さんは私と同じ年!(あとから知りました。笑)数少ない店舗の明日香村で、2008年から農家レストランを開業されています。私が今坂本さんを同志のように思えるのは、私も2009年4月に大阪市の福島に、万葉うたがたり活動の拠点としてTSUBAICHIサロンという、音楽サロンを開業しました。私は残念ながら、志半ばの6年半を経て、明日香村の犬養万葉記念館の指定管理者へ誘導され、サロンを閉じました。明日香村での坂本さんとのお付き合いはほぼ接点もなく、人を通して噂を聞いたり、すこしづつ面識ができた感じです。

記念館での10年余りの間に、文化協会会長の境山先生の導きや、飛鳥ウオーク引率で、昼食場所として利用させて頂いたり、また記念館イベントで、ご主人がファンだと言われる河内家菊水丸さんの河内音頭を聴く会に参加してくださったり・・・と、少しづつ親しくなっていったように思います。

機会がありFMヤマトに出演された放送で、下市から嫁いで来られてから、生活や、環境などから明日香村への印象が変化されて行かれる様子や、今や「明日香村」の誇りや大切さを何とか、次世代の人にも繋いでいきたいという強い想いに感動し、共感しました。私もよそ者ながら明日香村への思いは同じです。

そして、昨年12月にクラウドファウンディングを利用して「もちつもたれつ栢森」という本を出版されたのですが、その本を拝見して、またまた私自身がサロンを開業するまでの苦労話が、そっくり描かれていました。素人が商売を始めるのに知らないこと、やらねばならないこと、自分が決断し、動くこと、資金のこと、そして「こだわり」などエトセトラ・・・。

それから私の方がより坂本さんへ関心が深まったように思います。

記念館を終了する時に、食器や備品を少しもらっていただきました。そしてさららさんと何か機会がないかと思いながら、境山先生の「篠笛コンサート」に伺ったり、そして一昨日、クラウドファウンディングのリターンサービスの「お食事券」を頂いていたので、ようやく犬養ゼミの友人と出かけてきました。

家屋に入るまでのアプローチはハーブとよもぎの香りがさわやかでした。

坂本さんとお嬢様が迎えて下さり、10月にメニューをマイナーチェンジされたという、この写真の素晴らしいお膳を賞味❤。地元野菜と、素材を工夫されたメニューが珍しくて、ほっこり幸せな時間を過ごしました。もちろん、楽しみながらしかし、ペロッ食べてしまいました。ごちそうさまでした。

また、伺う約束をして坂本さんと千絵さんの笑顔を後に、さららさんを出ました。

なんだか、これからもお節介をしたくなった私です・・・(笑)。

 

2025年もあとわずかとなってきました。長年続けてきた「万葉植物カレンダー」、また昨年の「がんばれ能登」カレンダーを多くの方々にお求め頂き、本当にありがとうございました。感謝の何物でもありません。万葉仲間の猪名川万葉植物園の開園を祝して、ご紹介から始まりましたオカモの万葉植物カレンダーは、プロの万葉花写真家、岡田憲佳さんの逝去された後「万葉花カレンダー」を引き継ぐものとして、制作し始めました。それも15年近く続いたことに自ら驚きを隠せません。(笑)

犬養万葉記念館の指定管理者として、関わりました10年余りは、記念館発信として「万葉情報」の1つとして私のカレンダーの制作と、馬場吉久さんの万葉植物野外講座というイベントとして、「万葉植物と万葉集」をテーマに、展開してきました。野外植物講座は、有志でこれからも続けられると思います。カレンダーは私の記念館退任と共に、一旦終了させていただいたのですが、「一つのことを終了する」決意、未練、覚悟は寂しさもありました。ところが終了することができず2025年のカレンダーができましたのは、新年に起こった能登地方の大地震がきっかけです。ご縁ができたばかりの能登中島町の机島を支える若者たちの安否や、お世話になった和倉温泉、犬養先生の歌碑も多い能登地方でもあることから、阪神淡路大震災後30年を迎える私には、いてもたってもいられなくなりました。「私たちができること」は何だろうと考えました。やはり支援の必需はまず「お金」です。また私たちの誇りは「犬養万葉」です。それで思いついたのが、犬養先生のパワーを頂いて、全国の万葉故地からのエールを届けようと、「がんばれ能登」カレンダーを思い付き、誕生しました。被災地には、わずかでしたが、カレンダーを無料で配布して頂いたり、また売り上げも一部義援金として贈りました。まさに貧者の一灯でしたが、購入してくださった全国の万葉ファンの思いが何よりの寄り添いでした。被災地の復興はまだまだ時間がかかりますが、今後も心は「能登」に向けていていただきたいと願うばかりです。

正直、犬養先生の全国に広がる歌碑をカレンダーのために季節、場所から選択しているときに、「犬養万葉歌碑カレンダー」も今後制作はできると思うだけの数、広範囲な場所、歌碑の形態など、あらためて犬養先生の偉大な功績の足跡に感心しました。犬養先生のたましひは変わらず歌碑と共にあることの確信でもありました。しかし、私もようやく個人活動の立場に戻り、決着をつけていく時期ともなりました。カレンダーが惜しまれながら終わるのも悪くない!と言い聞かせ、長年のご愛顧に感謝しながら、終了のお知らせといたします。ありがとうございました。

 

2025年の萬葉学会は、久しぶりの九州で。南福岡の福岡女学院大学を会場校として、開催された。昨年は久しぶりの東京大学だったが、秋の行事と重なり、参加することができなかった。今年は万障繰り合わせて参加した。坂本先生には冗談のように「勉強家ですね(笑)」と言われたが、『万葉集』の研究発表を聞くことと共に、会場がほぼ「大学」であることが、私の郷愁であるとともに、エネルギーをもらえるパワースポットなのだ。今回は女子大学でもあり、時間もあったので、ゆっくり校内を散策することができた。

明治時代から140年続くミッションスクールは、福岡英和女学校としてスタート。校内案内図に「キリストはぶどうの木」の一節が書かれていた。みんながつながっている。

251019081703043

251019082335752

251019082255703

251019084509343

251019083044902

土地柄、町に高い建物がないので、背景を邪魔されるものがなく、見えている以上に敷地が広く感じられる。もちろん校内も見学してみた。

251019085043795

広くて新しく快適な学生食堂。椅子も木造のリビングチェア。贅沢だ。

251019085211059

購買部があり、今は大学独自のグッズが売られている。日曜日でお休みが残念。記念の何かが買えたかも。そして驚いたのは、卒業式、謝恩会、パーティの洋服・バッグ・靴レンタルコーナー。さすが、女子大!

251019085139466

251019082026349

251019082034392

ホールもたくさんあって、私は礼拝堂と、パイプオルガンはないかな?と探したが、残念ながら見つけることはできなかった。また隣接して、福岡女学院中学・高校があり、体育館ではバレーボールの試合中!

251019090120394

女子大が減っていく今日、この学校の行く末を想像した。なんでも九州は、いまだ男女差がある地域柄、共学より女子教育の方が優先されて、今後も心配ないのでは・・・とも聞いた。

私自身の「女子校生活」をなつかしく思い起こしながら、校内を散策した時間は貴重だった。

こんなのもあるんだ。

251019090413790

251019085747164

歌も詠み、お茶をたしなむ。なんだか楽しいな♥。

251019084230317

パワーチャージ完了! さて、研究発表会場へ!

令和7年度の高岡市万葉まつりの「万葉集全20巻朗唱の会」に現地参加してきました。

コロナ禍の時から、動画投稿に切り替え、この行事を絶えることなく続けられてきましたが、今は「ハイブリッド方式」と称して、現地参加と朗唱動画投稿との2本立てで開催しておられます。私は万葉うたがたり会として、毎年動画参加しておりますが、昨年は久しぶりにメンバーで古城公園の舞台に立ち、歌唱しました。今年は思いがけず、万葉振興会(坂本信幸代表)がバスツアーで、万葉朗唱に参加することが決まり、朗唱指導担当?でオカモに引率のご指名がありました。と言うことで、2泊3日の旅に…。

251005075255216

京都を出発して、高岡に着いての最初の行事が「朗唱参加」だったため、はじめての方もありましたが、個々の練習もお任せで、ともかく衣装に着替えて出場しました。なんと時雨の演出に戸惑いましたが何のその、みなさんそれぞれに堂々と朗唱されて、一安心。

私は世話役でもあり、すぐに着替えられるようにと自分の衣装を持参したのですが、その衣装に対する反応が、「自前ですか?」「キラキラして派手ですね?」「すごいね」とか、明らかに初めて見たものに対する感想でした。以前、着替えのお手伝いに関わった人もいなくなり、朗唱担当者も変化し、もちろん参加者も変わり、もはや「万葉うたがたりの岡本」を認識してくださる人がここにはいない、寂しさを感じました。

私は単なる自前の派手な衣装を持参して出演したオバサンなのね・・・と苦笑いでした。犬養先生のおかげで先生が亡くなられた後も本当に長らく「高岡市」には大事にしていただき、私自身は「高岡旅情」という万葉まつりのテーマソングの足跡を残すこともできました。今年新市長となられた出町譲氏ともご挨拶をし、5人目の市長さんとのご縁となりました。

その間、在来線の高岡駅が立て直され、また「新高岡」駅ができ、新幹線も通るようになりました。福岡町が高岡市に加わり市が大きくなりました。勝興寺本堂が国宝指定を受け、また能登地震では伏木地方にダメージも残り、高岡市の歴史の側面史も私の一部になりました。

尾竹さんや玉井さんとの別れもあり、人とのご縁もだんだん寂しくなりました。来年はどうなるかな?と思いつつ、この高岡市の年月とともに積み重ねられた財産を大事にしていってほしいなと願います。

今年は万葉故地ネットワークの懇親会で、2年ぶりに机島の磨き上げ隊の木村代表や幾地君と出会うことができ、能登地震後、がんばっておられる様子を伺い、ほっとしました。何と今年は机島の犬養歌碑が建立されて50年とか。11月9日に祝賀会を準備されているそうです。半世紀! すごい・・・。

 

 

 

 

来場の方々が、私たちのためにご用意くださった「花束」は、文字通りコンサートに「花を添えて」くださいました。
グループで、個人で、本当にたくさんのお花を頂きました。
もちろん「花より団子」で、お菓子や、お品のプレゼントもたくさん頂いています。
私たちは、すべてが終わってからの確認でしたので、この写真も貴重な思い出です。




お花は頂くと、本当に豊かな気持ちになりますね。
打ち上げがおわってから出演者・スタッフみんなで分けました。そしてみんなうれしい気分で帰られたことと思います。
みなさま、ありがとうございました。
トップの「バルーン花束」はなんと万葉うたがたり会のメンバーからのお祝いでした。ありがとう。

コンサートの演奏者のラインナップです。
プログラムにはだいたい演奏者の紹介があり、プロフィール欄にもいろんな個人のキャリアや演奏歴などが記されていますが、
今回の演奏者は久しぶりの集合でも「万葉うたがたりコンサート」のレギュラーメンバーですので、個々にスポットライトを当てることを省かせていただきました。一人一人はすごい実力者なんですよ!!!ふふふ。

この4人の姫君。左側から、音楽監督兼アレンジャー兼ピアニストの砂原由季子さん。大阪音大の作曲家出身で作曲・編曲・演奏なんでもござれ! 今、同級生が大阪音大の学長さまだそうです。Oh! 甲南女子中高の後輩で、作曲をする私に、恩師の森啓一先生が紹介してくださいました。なんと、なんと世の中は不思議な縁があります。砂原さんの従妹が、ヤマハ音楽教室で、オカモの3歳児ランドのレッスンのアシスタントをしてくださっていた、砂原あっこちゃんだったなんて。驚きました。(笑)
そして、左からcelloの成川昭代さん、バイオリンの村田道代さん、弦のお二人は、私のCD制作にも参加してくださっていますし、コンサートもなりちゃんは、celloを抱えて、伊賀市の青山町の博要小学校の廃校イベントも楽しかったね・・・と。バイオリンの村田道代さんは、3枚目のCD制作からの参加で、以来いつの間にか、うたがたり会の準メンバーのように機会を重ねるうちに、ここ数年前から万葉うたがたり会の一員として、参加してもらうようになりました。バンド演奏にバイオリンの音色が入るのはとても素敵です。サウンドも格調が出ました。そして今回、私が演奏をしない代わりにエレクトーンを担当してくださったのが出納舞香さん。実はうたがたりの現メンバーで、キーボード担当の森田智恵さんが出演するはずだったのですが、病気療養中で、出演断念となり、砂原先生のご紹介で、大阪音大で電子オルガン専攻の優秀な生徒さんをご紹介くださったのです。かわいらしくて初対面の時から、バンドのアイドルとなりました。演奏の実力にも感心しました。

貴重な男性陣は、サックス・フルートの柴垣安宏さん。実は、砂原さんのご主人です。器用に管楽器を演奏されるので、CDにも参加して頂いたり、私の曲をともちゃんの歌でJAZZでアレンジ、演奏してくださったり、高岡万葉歴史館でも演奏して頂いたことがあります。衣装姿も決まってます。そして、みなさんにもっともインパクトの強かったような「武内宿祢」の再来???とのうわさの高い、パーカッションは西野欣哉さん。西野君は、彼が学生時代からのご縁です。私の記念すべき1枚目のCDの「高岡旅情」は、彼がパーカッションを担当してくれているんです。また、うたがたりの20周年記念コンサートの時にはどうしても出演してほしくて、震災後、被災されて住所がわからない西野君をさがしました。ご家族がクリスチャンだというのを聞いていたので、所属の教会に連絡をした時に、牧師さんが西野君に連絡を取ってくださったのです。彼はもう忘れてるかな。欣哉よしや=ヨシュア=イエス様のこと。名付けられたご両親の想いが偲ばれます。20周年は高岡市民会館でも開催しました。そこにもパーカッションを一式車に積んではるばる参加してくれました。うれしかったです。30周年の中の島公会堂も、節目節目の機会にお世話になりました。明るさとノリの良さと、細やかな気配りが最高! 感謝でいっぱいです。
貫禄十分のおかも
歌姫たち。山口ひとみ 園田知子 上未歩の三人です。今回は古代衣装研究家の山口千代子先生にお衣装を提供して頂きました。今まで私たちなりの衣装を準備して、ずっとコンサートに臨んできましたが、今回、歌姫の実力に見合った格調高い衣装を身に着けて舞台に立てたことは、最高の幸運だったかもしれません。彼女たちもよく似合っていました。美しかったです。
メンバー紹介は、舞台で述べた通りです。出会いや人は本当に貴重な財産です。

少しづつ当日のお写真を頂いています。ありがとうございます。コンサート準備でもっとも頭を悩ませたのは、選曲でした。とりあえず数えたところ、万葉集の作曲は500首くらい、120数曲でしたが、万葉集ではなく、関連曲も入れると10曲以上は多いことになります。45年と言う年月から言うと、多いのか、少ないのか(笑)。
今回は、兵庫県舞台芸術団体フェスティバル参加事業という条件下で参加しましたので、テーマもおのずから「兵庫県」でありました。そこから絞って、最終的に~摂津・播磨の万葉を歌う~というテーマになりました。そして、悩んだ選曲です。
核として、「西宮」「瀬戸内の旅」ではありますが、オカモの45周年記念コンサートという機会でもあり、長年のうたがたりコンサートで歌ってきた曲も歌いたい、演奏したいと悩みました。メンバーたちが、「できるだけオカモの歌いたい曲を歌おうよ」と言う後押しもあり、コンサートのプログラムでは、プロローグメドレーとしてご紹介しましたが、なんと13曲を歌いました。『万葉集』巻1の1のKOMOYOからスタート、はじめて意訳いた万葉ソング「生駒山を恋ふる歌」→犬養先生の生誕100年記念曲「父母草」→尾竹さんが一番好きと言ってくださった「夏の夜の夢」→五島列島で披露した「海のシルクロード」→高岡市から委嘱されて作った高岡万葉まつりテーマソング「高岡旅情」→犬養先生が昭和天皇にご進講された東歌の「あなたはダイアモンド」→生駒のハイオービスで一番人気だった「吉野旅情」→唯一のさくらSONG「桜花」→飛鳥時代の唯一の万葉歌「フルフル雪」→和歌山市民会館で開催された初めての「我ら万葉衆コンサート」で、犬養先生の朗唱に引き続き発表した「鶴鳴き渡る」→平城京遷都1300年の天平祭に平城京で歌った「時雨彩色」→おかも登場に合わせて額田王の「潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな」と「船出の時」で締めくくりました。みなさんいかがでしたか。
コンサート後、元MBSアナウンサーの柏木宏之さんが、「岡本さん、僕はメドレーは全部歌えましたよ」とおっしゃってくださいました。うれしい~。プログラムに掲載している曲+新曲(エピローグ)と合わせて、22曲ご紹介しました。そして、アンコールでは原点の「二上エレジー」を。今回は退場曲にサンバDEツバキを用いて、合計24曲聞いていただいたことになります。いかがでしたでしょうか。実は、楽譜上にはあっても一度も演奏したことのない曲や、宮城県涌谷町の天平ろまん館のこけら落としで大伴家持の「海行かば」の長歌をご披露したのですが、この時1回きりで、楽譜に残っているだけでもう歌を忘れてしまいました。(笑)

今は万葉講座などで「万葉歌」を新たに意識したり、読み解く中で、作曲してみたい!と思う歌も増えました。
余力があれば・・・今後も作っていけたらいいなあ・・・。

9月3日。岡本三千代と万葉うたがたり45周年記念コンサートが無事に終了しました。
日程が決定してから、約1年。とうてい私一人ではできなかった、久しぶりの大掛かりのプロジェクトで迎えた本番。
うたがたりファミリーもこれでとりあえず解散ですが、それぞれちょっとロス気味。

少しづつ、コンサートの私の思いや意図を書き留めておこうと思います。
まず、当日のプログラムから・・・。曲目などの案内だけではない、「冊子」にしました。
これは、コンサート舞台の背景に映像の演出をしたかったのですが、兵庫県立芸術文化センターの大・中・小のホールのうち、私たちが使用する小ホールがアリーナ型で、スクリーンを設置することがむづかしいということになり、手元のプログラムで、補う?ことにしました。
結果、今もご自宅で思い出しながら見てくださる方があるかもです。
風景の写真は、すべて西本君のオリジナル。犬養ファンの映像だけあって、私の要望にぴったりの写真を選んでくれました。ありがとうございました。
間にはめ込む写真は、いろいろ思いが交差して、例えば、武庫川学院の歌碑写真は、うたがたり会のそろった写真にしようと思っていたのですが、(原稿ではこれ!)

コンサートの来場者の顔ぶれを思ったときに、みなさんにとってなつかしい写真も入れたいと思い、パンフレットには「犬養3兄弟」と言われた盟友、故富田敏子さん、骨折して治療中の山内英正さんも映っている写真に変更しました。馬場ちゃんや山崎副学長も一緒でよかったです。また、犬養先生の著書「万葉の旅、下巻」の地図もいれましたし、一人、亡くなった友がいるので、なつかしい犬養ゼミの時の写真も入れました。あとでわかったことですが、「9月3日」はそのマジのご命日だったと聞き、偶然に驚きました。私たちの気持ちが通じたね。
沫雪の恋の「猪名川」も資料を加えたり、私自身が何度も読み返してうれしい冊子となりました。

250905231305987

TSUBAICHI


9月3日開催の「万葉うたがたりコンサート」のリハーサルも無事終了しました。
私も久しぶりの夏風邪で長らくくすぶっていましたが、どうやら今は「気合」の方が優ってきたようです。
今回は万葉うたがたりオーケストラにサポートしてもらいますが、エレクトーンのマイカちゃん以外は長らく一緒に演奏してきたミュージシャンばかりで安心です。
いつもみんな忙しい歌姫たちも、集結。それぞれのパートや、言葉の確認に余念なく・・・。

そして、えらそうに仕切っているのが私?です。(いとうあさこではありません。)

1年の準備期間に、私も髪が結えるくらい長くなりました。音曲、脚本、舞台位置、いろいろ微調整がいっぱいあり、まだまだ最後まで余念がありませんが、ベストの準備をしたいと思っています。

★今回、ご高齢やご遠方やご無沙汰している方にもご案内をしました。名簿チェックした時に私がわがままを通したのですけれど、思った通り反応があり、うれしいことに五島列島や高岡や、また万葉うたがたりコンサート開催地でご縁を繋げて来た方など、当日「行けないけどがんばって!」と久しぶりにメールや電話で会話できたことが最高にうれしかったです。
私の45周年目の記念の機会も、今日までのいろんな方との出会いや機会があったからこそ続けてこられました。
コンサートに来てくださる方々も多彩ですし、それぞれ大同窓会になるかもしれません。
それを想像しただけでもなんだかうれしい。コンサートは総力を挙げて、頑張ります。パワー!!!

暦の上では、立秋を迎えましたが、残暑の厳しい毎日が続いております。
朝夕は風も少し心地よくなり、草花や木々も一息ついているのではと思われます。
さて、遅くなりましたが、秋の万葉植物講座の概要が決まりましたのでお知らせいたします。

当日は「明日香村、稲渕」を散策する予定です。
飛鳥川に彼岸花が彩る秋の聖地ですが、近年は彼岸花も咲きそろう時期が不確定になってきました。
昨年もナンバンギセルを求めて歩きましたが、残念ながら出会うことができず残念でした。
季節の変化や、明日香村の生態系も実感させてくれる植物講座は、なかなかレアな機会のようです。

かかしコンテストの準備された朝風峠付近も歩きます。どうぞお誘いあわせの上ご参加くださいね。

テーマ:「秋の万葉植物を訪ねて」

日 時:9月21日(日)

集合・解散:石舞台古墳公園 午前10時20分集合(10時30分出発)

コース:明日香村稲渕周辺を散策

講 師:馬場吉久・岡本三千代

会 費:無料

持参品:弁当・飲料・雨具・その他

申 込:事前申込が必要です。

  • インターネットからお申し込みの方は、お問い合わせフォームからお申し込みください。
  • お電話でお申し込みの方は、明日香村文化財課 0744-54-5600(平日10:00~15:30 )にお電話ください。

※集合の際は、かめバスの「橿原神宮東口から石舞台」までが便利です。
(近鉄 橿原神宮前駅東口乗車 9時51分発 → 石舞台降車 10時17分着)