岡本三千代と万葉うたがたり会
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アーカイブ カテゴリー: トピックス

トピックス

荒栲の 藤井が原にたなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも

香具山を背景に、万葉植物野外講座の参加者の記念写真です。

昨日、「初秋の万葉植物野外講座」無事に終了しました。天気予報もあいまいで、出発して30分間はしっかり雨が降りましたが、その後はこのような晴天の一日に。

私たちのウオークのための「打ち水」の雨だったように思います。

畝傍御陵前からのスタートは、世界遺産の構成遺産のひとつ、「本薬師寺跡」の立派な礎石群を見て、大伴旅人の「忘れ草」の歌碑確認。ちょうど今「忘れ草」=カンゾウ、ノカンゾウの開花時期です。

そして、幻の周辺稲田に咲き誇っていた、かつての「ホテイアオイ」を偲ぶためでした。

な、な、なんと、「一輪だけ咲いてる!」と仲間が発見! 「私を忘れないでね!」とばかり、

これこそ、「忘れ草」ならぬ「忘れな草???」との対面でした。今までありがとうね・・・。

そして、藤原京方面へ。広大な宮跡に誰もいなかったのが、少しづつ人出が見えるようになりました。しかし、案内板や説明が少なく、GRコードも扱いにくい。問題山積みです。

これはむかご。立派です。くくみらもあちことで観られました。そして期待の彼岸花があちこち、稲田の畔に咲き始めていて、あと10日でまさに「彼岸花」の面目躍如、準備万端の様子にうれしくなりました。自然の営みは本当にすごいです。

まだまだ残暑の中、ご遠方から、忙中、みなさまご参加ありがとうございました。

馬場吉久講師、ありがとうございました。

 

実は、この日は私の誕生日で、明日香村で迎えるのは久しぶり。私にはただめずらしく1週間ほど体調が悪く自らは今までになく、最悪のコンディションでの参加となり、世話役ゆえ迷惑もかけられないのでドキドキでした。ちょっと貧血を起こしましたが、帰宅してからは、家族が準備してくれていた「チョコミント」で元気回復!!!

やはり年齢と行動と責任感を考える、新たなスタートの誕生日となりました。

次回は12月頃の予定です。お楽しみに・・・

 

2026年9月14日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/6516.jpg 1920 2560 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-09-14 11:51:092026-09-14 11:52:12荒栲の 藤井が原にたなびける 天の白雲 見れど飽かぬかも
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大正12年(1923年)9月1日

今から、103年前のきょう、関東大震災が起こりました。

犬養先生は京華中学の4年生。9月1日は始業式の日。11時58分32秒(先生より)に揺れが・・・。

平成17年に阪神淡路大震災で自宅が全壊という被害を受けられた先生が、のちに「今回は大したことはなかったよ。関東大震災の方がどんなに悲惨だったか・・・。今回の比ではないよ。」とよくおっしゃっていました。

火事と焼け出された人の混雑、そして3日間燃え続けた結果、東京で10万人以上、陸軍の被服廠で3万人以上の死者、そして焼け焦げた匂い、その後の腐敗臭など、戦争直後以上の悲惨な状況が犬養先生には生涯のトラウマだったように思います。「生涯で2度も大震災に遭うなんてね…」と自嘲されていましたが、聞けば聞くほど稀有な体験をされていたことに驚きました。

今は、地震に加えて線状降水帯という大雨被害など、それらが複合的に被害を大きくする地球温暖化のツケが回ってきています。いつ自分に、家族に、友人にどんなことが起こるかわからない世の中になってきました。9月1日が来るたびに、犬養先生のお話を思い出します。

写真は犬養先生の70代の写真です。今は背景の石舞台古墳の周辺の様子が変化しました。

 

2026年9月1日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/61fff4f02500f2e22e112d4ac3dbe975.jpg 1976 1653 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-09-01 09:41:002026-09-01 09:41:25大正12年(1923年)9月1日
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よさこいまつり「南国土佐のパワー」に圧倒!

行ってきました!!!

では、3年ぶりのよさこいまつりの覚え書を・・・。

8月9日から12日までと毎年日程は決まっています。

高知県高知市で開催、9日が前夜祭(中央公園などで有名社中が出演)

10日・11日が本番。12日は全国大会と後夜祭。(日本各地のよさこいグループが参加。)

大学サークル、高校野球の甲子園のように地元を出た人たちの「連」、よさこい愛好グループなど、

さまざまなグループが参加。ちなみに、徳島の阿波踊りは8月12日から15日と、お祭り好きには

お盆の頃の連日のおまつりの賑わいが繰り広げられます。

それぞれ、日本の「おまつり」には特徴があり、夏の時期は青森のねぶた、郡上おどりなど、「風物詩」がたくさんあり、それぞれの推しファンがあると思いますが、私は2013年に、奈良女子大学でお世話になった坂本信幸先生の故郷が「高知県」なので、ふるさとの有名行事ということで、夏休み中に教え子の方々とご一緒させていただいたのが、きっかけでした。あれから13年・・・。

地元ではコロナ禍で中断もあったでしょうし、大雨や状況に合わせていろんな紆余曲折はあったのでしょうが、3年前に久しぶりに訪れた2回目は、その春に「らんまん」という植物学者牧野富太郎博士の朝ドラの最中でした。全国的に注目されたタイムリーな場所でしたので、帰りには足を延ばして、生家あとにできたばかりの佐川町の「牧野富太郎ふるさと館」に立ち寄れたのは、幸運でした。

そして、今年。あっという間の3年でしたが、また機会を得て「よさこい踊り」を見学、鑑賞できたことは本当に楽しい時間でした。(直前にぎっくり腰になりかけて・・・一部の皆さんにはご心配をかけてしまいました。)

ちなみによさこいの特徴は

①高知市内のいたるところで、行われていて、1つのグループが場所を移動して1日に7回公演くらい

こなしている。(この暑い時に本格的な衣装に身を包み、全身全霊で踊る、そのすごさ!!!)

②手には「鳴子」という和楽器を持ち、鳴らしながら踊ること。

③踊る曲は、正調ではなく、もはやよさこい節の「オリジナル曲」が主流ですが、条件があります。

その中に「よさこい節」のフレーズが入っていること。「土佐の高知の、はりまや橋で、ぼうさんかんざし買うをみた ♪」の有名な箇所は、きっとだれでも気づく部分です。

④あと、衣装は自由、音曲もロック、サンバ、聞きなれたよさこい節・・・と「個性」があふれてい て、群舞、連の幡パフォーマンスなど、以前からの形式に加えて、時代に即したとても「新しい形」のお祭りになっていて、まだまだ発展していきそうです。

 

えべっさんの衣装。鯛もぶらさげて・・・。

タンチョウヅル。(頭の飾りも赤)、衣装の裾には亀もあしらって。(笑)

⑤「踊り手の最高の笑顔」を見ていると、老いも若きも男も女も、そして車いすでも「踊りたい人がこんなにいるのか」と驚きです。

子供の旗手もすごい。これから先が楽しみです。

私たちは帯屋町で鑑賞。ご一緒した上畑さんとあきちゃん。ありがとうね。

もちろん、ひろめ市場行きましたが、えらい人で、朝からジョッキでカツオの刺身、たたきで大盛り上がり。「いごっそうの町」です。

そうそう、参加は県内126チーム、県外71チームの全197チーム中、入賞は22チーム、

最高峰の「よさこい大賞」は、やはり「ほにや」でした。来年も行きたいな!

2026年8月21日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/5891.jpg 1920 2560 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-08-21 11:40:012026-08-21 11:40:01よさこいまつり「南国土佐のパワー」に圧倒!
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初秋の万葉植物講座のお知らせ

コース詳細が決まりましたので、お知らせいたします。

万葉植物野外講座も「祝・飛鳥京・藤原京世界遺産登録」記念回と称し、コースは構成資産の

1つ目は本薬師寺跡から橿原市の藤原宮都周辺をめぐります。そこから明日香村へ。

その間の初秋の万葉植物、万葉歌碑を訪ねます。

日時:9月13日(日)  集合は「近鉄畝傍御陵前」駅 駅前

午前10時ごろ集合の予定です。(解散は甘樫丘)

昼食持参お願いします。資料代込みで参加費は1000円頂きます。

【 集合】;近鉄畝傍御陵前駅東口 10:00
 近鉄畝傍御陵前駅東口 【出発】→🚶本薬師寺跡・忘れ草万葉歌碑 🚶 →木殿神社 🚶 →鷺栖神社
 🚶 藤原宮大極殿跡 【トイレ】→🚶 藤原秋萩万葉歌碑🚶 →藤原京朱雀大路跡🚶→上飛騨町 八幡神社
🚶 明日香村小山 →🚶 明日香庭球場→ 天香久山万葉歌碑 【トイレ】🚶→ 杵築神社→ 🚶 雷丘
 🚶 石神遺跡→ 🚶 水落遺跡🚶→あすか夢の楽市 【トイレ】 【解散】→🚶飛鳥バス停

ご紹介の写真は9年前の8月16日の本薬師寺付近の満開のホテイアオイです。

 

2026年8月16日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/HOTEIAOI.jpg 1536 2048 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-08-16 16:18:572026-09-07 00:29:18初秋の万葉植物講座のお知らせ
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高校野球ウルウル・・・。

何年ぶりだろう。夏の全国高校野球の開会式に行ってきた。

ご縁の深い、万葉のメッカ、富山県高岡市の高岡商業高校が何度目かの出場を果たしたことと、友人の馬場吉久さんの母校、福岡県の東筑高校の出場も聞き、ひとり応援団のつもりだった。

時代が変化し、いろんな変化に驚き、また感心しながらひととき感動し、楽しむことができた。

★驚きがいっぱい、まず開会式が夕方、4時から開始。なつかしい「かちわり氷」もあったが、プロ野球と同じく、ビールを背負った女の子や、アイス、お酒、飲料の売り子さんが行き来し、焼きそば、焼き鳥、かき氷などを持った子供たちも嬉々として私の前を通っていく。

私が足繫く行っていた頃は、「高校野球」ということで売店も限られてたよなあ。カレーはあったわ。

★開始前に、箕面高校のダンスチームが、「栄光は君に輝く」の曲に合わせてキレッキレのダンスパフォーマンスを披露。今は高校生のダンス甲子園も盛んだ。5分前のコールと共に、兵庫県の混合で編成されたブラスバンドが、大小太鼓の音に合わせて整然と入場してきた時、はやウルウル。

バックスクリーンに一列に並んだブラスバンドのファンファーレで開幕。そして選ばれた男女放送部のアナウンスが進行をする。この初代のアナウンスの女子高生(神戸松陰)が、山内英正さんの次女の亜沙子さん。今は沖縄でパーソナリティとして活躍中だ。そしてバックスクリーンの画面には手話通訳の高校生が2人写っている。

まずは入場者すべてが熊本大地震の鎮魂と黙とうすることから始まった。

いよいよ選手入場は、市立西宮の女子高生のプラカード先導のもと、前年の優勝校が沖縄尚学だったせいか、日本の南の高校から入場行進が始まった。プラカードを持つ、市西は公立校であるが、「プラカードを持ちたくて」入学する女学生も多い。かつて、私のピアノの生徒で、出場応募のオーデションの様子を聞いたことがあった。彼女はなんと残念ながら背丈が足りず、落ちたとのこと。宝塚みたいやねえと話したことを覚えている。

出場校の行進も私には感動的だった。今は「自由」という名のもと、入退場は、学校行事のみならず、オリンピックでもいろんな体育イベントで、バラバラに入場することが当たり前になっている。そんな風潮の中、高校野球は各高校のカラー豊かに隊列を組み整然と入場行進する姿がなんと清々しいことか。そして、行進をする彼らを見ている私たちも各校の個性あふれるユニフォーム、掛け声をかけながら、また腕の振り方はこう、足のあげ方はこう、・・・と広く芝生の美しい甲子園球場で、全体の動きが非常に美しく、いつのまにか「軍隊みたいだ(知らんくせに)」とか、「縛られるのが嫌だ」とか、理屈をつけてこのような入場式は本当に貴重になってしまった。しかしこの入場行進は「マスゲーム」として開会式を引き立て、盛り上げる見せ場だといってよいと思う。各出場校が紹介されるたびに、惜しみない拍手が送られ、全国から各地域の代表として出場する彼らの素晴らしい花道だった。

★「君が代」は甲子園の会場全員で合唱。以前は声楽を学ぶ高校生のソロの歌唱もあった。

それも素晴らしかったのに。

★朝日新聞社の社長のあいさつも悪くない。勝っても負けても甲子園に集えたことの誇りね。

★文科省の副大臣(大臣代理)、必要ないね。メッセージもお決まり文句でした。

★選手宣誓は、八王子実践高校の矢沢主将。毎回この宣誓をする高校生の「言葉」に感動するが、

背番号は「14」だ。主将でもレギュラー番号じゃないんやね。まとめ役も素晴らしい。

★今回から女性審判員の導入の旨、紹介があった。2名とか。

★開会式は30分後に札幌日大と仙台育英の1戦が行われた。

★高岡商業は8月10日の第3試合で16時から。ずいぶん時間が空くが、しっかりコンディションを

整えておいてほしい。馬場ちゃんの東筑高校は6日の今日試合中である。折口信夫作詩の校歌が

聞かれるか! 楽しみだ。

 

2026年8月6日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/1c332d8e94e6ee653b279a490db16da4.jpg 1920 2560 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-08-06 18:20:312026-08-06 18:20:31高校野球ウルウル・・・。
トピックス

怒りと哀しさと・・・。

先ほど、知人に送ったメール。

「大地震 神の怒りか見せしめか 大和の国は綻びにけり」チヨ女

10年を経て、再度の熊本の大地震。

昨日は、イオンの会見が政府より早く、応じた姿勢や内容について誠実だと、共感と同情が集まっていたようだ。

震災の翌朝、高市首相はいつも通りスーツに真珠のアクセサリー姿でぶらさがり会見に応じた。前日の夜は地元のすべての人々が当たり前の大混乱の中、高市首相は会見で「夜を徹して取り組むように」と指示のたまわれたそうだ。夜を徹してなんて、おこがましい発言だ。そして11時には官邸へ帰られたらしく・・・。本当に「他人事」なんですね。

イオンで8年勤務の女性従業員のインタビューを聞き、涙が出た。

「年2回、全テナントで避難訓練を行ってます。当時お客様が3000人いたそうです。とても大きい施設のため、平日でもお客様は大変です。でも訓練でやってきたように、ともかく表の平面駐車場にお客様を避難誘導してくれていました。従業員はともかく頑張りました。」との言葉に、限られた時間の修羅場が想像できた。亡くなったり、いま捜索中の不明の方は、お客様の避難ののちに片付けに戻ったり、個人情報のデータを確保しに行ったり、「責任感をもって職務を全うした人びと」たちなのだ。

 

現地では、今も余震が続いている。テレビでは朝夕、ワイドショーの格好の話題になっていて、私は嫌悪感がする。被災したものからいえば、報道は「他人事」なのだ。

今、速報で「消費税が来年4月から1パーセントで2年間に限って実施」と出た。何よ、今頃。

国民会議なんて結局いらなかったのよね。「高市悲願」の半年のロスと、大地震の大混乱のさなかのドサクサにしか見えない。それとも空気を読まない、永田町と地震災害のギャップ???

地球の温暖化、火山列島の相次ぐ地震、国民の少子化、天皇制への非礼、「日本」はいったいどこへ向かっているのだろう。

2026年7月30日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/1586919743315.jpg 697 1106 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-07-30 13:15:092026-07-30 14:01:46怒りと哀しさと・・・。
トピックス, 明日香村

2026年7月26日(日)世界遺産登録記念日

先ほど、一斉にニュースや、ネットで「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録決定が発表された。

プサンで開催中のイコモスの会議で、議長が採択ハンマーを打ち鳴らすシーンが象徴的に各ニュース番組で何度も放映されている。

2007年2月1日、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」を記載した世界遺産暫定一覧表をユネスコ世界遺産センターに提出してから、19年の月日を経た。感慨深い。

先日、私がFMヤマトでお話しさせていただいたのは、それ以前の半世紀近い「明日香村の保存」の礎となったいろいろな経過の雑談だったが、私が個人的に申し添えたいこと、感謝したいことがいくつかある。

まず、歴史的風土の保存の関する方針の閣議決定後、公園整備がスタートした。高松塚が発掘されたのち、2年後の1974年には国営飛鳥歴史公園が開園した。その後、高松塚周辺地区・石舞台地区・甘樫丘地区・祝戸地区・キトラ古墳周辺地区に分けられた5地区を歴史公園の方々が管理、保護してこられた。明日香村を訪れる方が、四季折々、整然と植え替えられた植物の景色や、草刈などできれいに整備された土地に感激し、見回りの労力・・・などなど、「私は」明日香村の景観を美しく保ち、実際に守ってきてくださったのは、村民ではなく、歴史公園の方々のおかげだと思っている。そこを拠点にイベントが開催されたり、飛鳥ファンのための様々な尽力は本当に頭が下がる。歴史公園に関わってくださったすべての方々に心から御礼を申し上げたい・・・です。(伊藤さん、ありがとうございました! 中井さん、引き続きお願いいたします。)

また、高松塚古墳から女人像などの極彩色の壁画が発見され、これが古代の衣装や、天皇を取り巻く役人たちの当時の姿を具体的に映し出した。その古代衣装を復元、制作して下さり、実際に古代の衣装文化を知らしめてくださったのが、山口千代子先生である。今、高松塚の壁画館は来られる方が急増したが、開館から時間も経ち、薄暗くて、また有料でもあるので、見学者が少なかった。数年前、館内で山口先生の飛鳥時代の衣装展示をされてから一部が残されていて、今、その立体的な衣装展示が見学者にとても効果的な理解になっている。山口先生の大いなる貢献にも感謝でいっぱいである。

これからは「飛鳥を案内する」ことが必至であるが、2018年に設立された飛鳥のボランティアガイドを育ててこられた明日香村観光協会の会長、上山好庸さんは、劇団時空の代表者でもある。「時空」は素人の劇団であるが、大化の改新や、聖徳太子や記紀の史実などをもとに、個性的な「歴史劇」で地元のみならず各地でも発信されている。昨年は英語劇にして「大化の改新」に挑戦された。地元、明日香村では公開されたが、もっともっと注目して頂きたいし、世界遺産の構成遺産を「古代のドラマ」でもって理解して頂く、最高のツールだと思うのだ。今まで地道に続けてこられた演劇発信に心から敬意を表すとともに、私たちは今後もエールを送り続けていきます! がんばってください!

まだまだ、多くの協力、尽力をしてくださった方々の熱意と努力の結集が、こうした形となったことを私たちは忘れてはいけないと思う。

「初恋を思うべし」

 

2026年7月26日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/6cdccfd51c750d8313ae94fd2eed259c.jpg 808 1477 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-07-26 13:51:012026-07-26 14:44:322026年7月26日(日)世界遺産登録記念日
トピックス

いよいよ飛鳥・藤原宮都が世界遺産に!

この写真は、犬養先生が生前最後に明日香村を訪問された時の写真です。その貴重な機会は、オカモとの2ショット写真に残っています。本当に私の宝物です。1998年2月11日のMBSラジオウオークは、明日香村の旧、坂合小学校跡地に集合し、「万葉のふるさとにふく明日香風」というサブタイトルのもと、開催されました。犬養先生はもちろん出演予定で、犬養先生のお話を楽しみに来られるフアンも多かったのですが、ご高齢のため少しづつ体調が不安定になり、この回はみんなで相談をした結果、出演を断念して頂いたのです。(当日の予定もあいまいに、隠していました。)結局、前年の第16回「聖徳太子の道」が最後のご出演となりました。今だから言えますが、その日に脳梗塞の症状が出ました。

先生は「生涯現役」ではありましたが、その後少しづつ弱っていかれました。

 

数日後、犬養先生に「ラジオウオークはいつだったっけ?」と聞かれて、「やばい、やはり意識されていたのだ!」と慌てました。犬養先生は穏やかで怒られるようなことはなく、私たちが「中止にしたこと」に申し訳なさでいっぱいでした。直後、先生のお世話をされていた愛子さんと相談して、先生と明日香村へ行くことに・・・。おにぎりを持たせて頂き、久寿川のご自宅からオカモと犬養先生との明日香村訪問の貴重な思い出の写真がこれです。どなたに写して頂いたのか、本当に大事な1枚となりました。

背景は橘寺で、川原寺の万葉歌の歌碑横の写真です。今はもう立派な松の木もなく、スケスケ?になってしまいました。

新年になって初めての明日香村でもあり、先生が「関村長にご挨拶に行こう」とまず明日香村役場に向かいました。偶然、村長も在席しておられて、「今日は何の御用で飛鳥へ?」と尋ねられた時に「僕の記念館は本当に建ちますか?」と聞かれたのには私もびっくりしました。村長がニコニコしながら記念館の設計図だったか?青写真などを見せてくださいました。先生が「ありがとうございます。よろしくお願いしますね。」と言われたのを聞いて、計画当初からは固辞されていたのですが「やっぱり先生は内心で楽しみにされていたのだ、よかった。」とはじめて私も納得し、次いでできるだけ早く完成することを願いました。しかし残念ながら完成は間に合わず、犬養万葉記念館は犬養先生の没後、2年後の4月1日にオープンしました。

関村長が、「今からどちらへ」と聞かれて、「もう帰ります」とおっしゃったので、私自身も「それだけ?」と驚きましたが、車椅子を押す私に「先生の車は?」と聞かれ、「今日は自由散歩です」といったのには驚かれたようでした。そして、失礼するときに、恐縮された関村長が役場の入り口まで見送ってくださったことは忘れられません。

その後、川原寺跡へ移動し、境内の一角で愛子さんのおにぎりを食べました。そこへ偶然住職の夫人が出てこられ、「まあ、犬養先生!」と再会。その時にも先生の方から「もうすぐね、僕の記念館が明日香村にできるんですよ」と、まるで明日にもできるようなことを言われたので、改めて先生は記念館の完成を本当に楽しみにしておられるんだと、うれしく、ほっとしました。

その後は、車椅子を押して橿原神宮まで歩いたと思います。タクシーの拾えるところまで・・・。

大好きな「飛鳥」の犬養先生の最期の訪問にご一緒できたことの思い出と感謝は私の宝物です。

そしていよいよ明日、世界遺産登録の審議が行われるようだと聞きました。

先生、よかったですね。明日香村を守ってこられたことが、今、日本の宝から世界の宝に・・・。

これからも「明日香村」を天国からやさしく見守ってくださることを心から願います。

おめでとうございます。

2026年7月25日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/365720668cb228c4d63f0787da08a928.jpg 1007 1433 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-07-25 12:30:332026-07-25 12:42:09いよいよ飛鳥・藤原宮都が世界遺産に!
トピックス, 商品紹介

「西日本の犬養万葉歌碑を歩く」の5頁、「市神神社」の地図に間違いがございました

「西日本の犬養万葉歌碑を歩く」の5頁、「市神神社」の地図に間違いがございました。

正しくは下記地図になります。訂正前の地図では「野々宮神社」を示しておりました。

ここに訂正しお詫び申し上げます。

 

2026年7月20日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/93da329dbc45bedfc73431dfed97baf8.jpg 1165 1653 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-07-20 15:00:252026-07-20 15:00:25「西日本の犬養万葉歌碑を歩く」の5頁、「市神神社」の地図に間違いがございました
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ライフワーク(万葉うたがたり)に寄せて①

感謝の気持ちを残しておきたいと思う。

昨日、万葉講座のお仲間のご婦人が、「お姉さま」からの手紙を見せてくださった。

先月の講座の後、お姉さまが闘病中で、寿命が尽きる時期が迫ってきておられることを、日々心配されているという、ご様子を聞いたばかりだった。

そのお姉さまからの「お手紙」は美しい文字で整然と書かれており、病の床からの文章とは思えない、「妹さん」へ送られた最後の便りとなったと伺った。

講座生のGさんは、昨年の私の45周年記念の万葉うたがたりコンサートを見てくださって、その後にDVDを購入してくださっていたのだが、それを東京の闘病中のお姉さまに送ってくださっていたのだ。その感想を書いてくださったお手紙が、お姉さまの最期のお便りとなったと・・・。

コンサート内容の感想もありがたく、恐縮したが、それらを通して私や猪名川万葉の会で「縁」ができた妹さんに「いい会に入りましたね」と書いてくださっていたこと。うれしかった。

やりとりは姉妹のそれぞれの想いも切なく、またうらやましくも感じた。別れを前にして、妹さんの今の環境の安心や、またご自身もピアノレッスンを通して、西洋音楽に親しまれた思いもつづられて、それが妹さんへの最期のメッセージとなった。

偶然私がお姉さまの現状を伺ってから、わずか1か月のうちに逝去され、ご葬儀も済ませ・・・と「あー、そうだったのか」と落胆するとともに、最期のメッセージとなった「お手紙」を見せていただいたことは本当にありがたいことだった。

お手紙に、DVDを通して、「尽きることのない万葉世界」「恩師との出会いの幸運」「万葉集」がメロデー(歌)を通して現代の人とたちも楽しめる広報活動を続けることへのエール、「万葉集」の「地域に根差した地名」で旅する意味合いなどの記述もあり、 DVDでも舞台上の万葉うたがたりをしっかり見て頂けたこと、私の活動を理解してくださっていることを本当にうれしく思った。

「一人でも多くの人に万葉の世界、万葉時代の人々の心を伝えたい」と犬養先生は私たちに『万葉集』の魅力を伝えてくださったが、私もこのお手紙で、あらためて「万葉うたがたり」を通して、お一人でも多く魅力的な万葉の世界に誘うことができるがんばろう!という力を得た。

心より、感謝とご冥福をお祈りしたい。ありがとうございました。

 

2026年6月11日
https://nukata.jp/wp-content/uploads/1757429728414-002.jpg 1463 1045 okamoto https://nukata.jp/wp-content/uploads/utagatari_logo_sha3.png okamoto2026-06-11 12:18:432026-06-11 12:18:43ライフワーク(万葉うたがたり)に寄せて①
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