桜の伐採・・・。

私の住まいも、あの阪神淡路大震災を経て建ち残った古い物件ですが、建設時に植えた「桜」ではなくて、マンションを建てる時に唯一遺した2本だったのだと思います。でもそれがマンションは古くても「借景」は、住人だけではなく、近所の方や通行人を楽しませてくれた貴重な桜でした。
通行人のクレームは、想像がつきました。マンションは三差路の角で、よく交通事故があります。それも自転車や通行人の間の事故で、強引な走行で人と接触するのですが、きっとその言いわけに使われたように想像します。柳でもあるまいに…。でも命ある木、ここまで成長した桜の歴史を思うと、風雪に耐えながらも、毎年毎年私たちに心の潤いを与え続けてくれていたことの感謝もなく、通行人のクレームで処理をしてしまう事なかれ主義や、人間性のなさに私は絶望したともいえます。実は数年前、阪神電車の甲子園の線路の拡張工事で、土手に植わっていた立派な桜がひょっとして…と思ったその日の夜あったはずの大きな桜の木がなくなっていたことがあり(ブログにも書きました。)私には、2度目の大ショックでもありました。「木の定め」とすれば、あまりに残酷で、私は定めだとは思いません。桜に対して犯罪に近いような気持ちがします。折しも佐世保の事件を想像したというコメントの通りです。私も何だか、このマンションに対する愛着が急に薄れました。みなさまのコメントに感謝しつつ、私は桜の木を偲びたいと思います。





