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今年は穏やかで、温かいお正月でした。
天気予報通り、週末からは寒気が強まり…との予報通り、仕事始めの5日は、
暦の上でも「寒の入り」。
甲子園を7時半に出発するときは、温度は2度で今季もっとも寒い朝?のようでした。
人口6000人の明日香村ですが、その中では「大字」という、ブロックごとに住民の方々の
自治組織があり、それぞれの集会所を中心に懇親を深めたり、行事があったり、連帯の
形があります。私はこのたび、明日香村奥山地区の「新年例会」の今年第1回目の「講話」の
講師として、招かれました。
推薦者が私と親しい稲淵の小倉さんでしたし、半年前からの明日香村の万葉講座の経験も
信頼して頂けた理由の1つだと思います。
朝10時からの講演に合わせて、早くに出発したのは、主催者からのご依頼で「万葉衣装で」
ということでした。確かに、お正月ということもあり、「お正月らしさ」を演出するのに、
漠然と着物を着ようかな…などと思いましたが、奥山総代で、お世話役の米川さんが、
きっぱり「先生、万葉衣装でお願いします。」とおっしゃったことで、始めはコンサートでも
ないのに…と思っていましたが、いざ着替えてみると「万葉」にこだわる私の新年の晴れ着は
やはり「万葉衣装」かもしれない!と素直に納得したことでした。
奥山の集会所は着替えるところがないので…と米川さんのご自宅を提供してくださり、
あたたかくぬくめて頂いたお部屋でゆっくり着替えさせて頂きました。
大きなお屋敷で、旧家ならではのなつかしい間取りのお部屋ですが、犬養先生の「七瀬」の
歌の色紙をかけてくださっており、片隅にはなんと私たちが今興味深い、蓄音機が!
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レコードは「かわいい魚屋さん」でした。勝手に写させて頂きました(汗)。
やはりなつかしい往時をしのばせるものが家庭には残っているものですね…。うれしくなりました。
ご自宅と集会所は50メートルほどですが、お正月でくつろいでおられるお嬢さんを動員し、
衣装を着た私を送り迎えしてくださいました。本当にありがとうございました。
60名ほどの「ダイジ」の方々の集いで、「明日香を言祝ぐ~いや重け吉事」という題で
お話をさせて頂きました。みなさん熱心に聞いてくださり、恐縮でした。
なんと聴衆? ダイジのメンバーに私の講座に参加してくださっている、上田さん(左)と
教育委員長さんの米川日出子さん(右)がおられ、少しホッとしました。
明日香村でお顔見知りになっていてもご住居までは知らないので、「奥山」に住んでおられる
ということがよくわかりました(笑)。
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そして、雑談の中で、千葉ロッテのドラフト1位入団の荻野貴司君が、何と、この奥山出身
だそうです。私もあまりの身近な話題にびっくり! 本日明日香村出身のヒーロー発見!
阪神タイガース情報とともに、これからチェックします! 頑張れオギノ!!!
そんなこんなで、新春の明日香村スタートの仕事始め、無事に終了いたしました。
きょう1月6日からは、サロンも再開。日常が始まりました。
さて、2014年はどんな展開が待っていることでしょう! 楽しみ…。

1昼夜かけて、「黒豆」を初めて炊いてみました。
まあまあのできあがりに、ちょっと自信をつけたりして…(笑)。
2013年も多くの方々に温かいお志を頂きましたが、特に万葉故地の方々には、
名産品であったり、旬の農作物だったり、「福袋」の様な貴重なお品をたびたび
頂戴いたしました。
皆様のそのお気持がありがたいのと、私のあつかましさと甘えで、おかげさまで
何度も何度も豊かな気持ちにさせて頂きました。ありがとうございました。
今年の締めくくりはこれです。
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明日香村で新春に講演をさせて頂く奥山の米川さんから、「黒豆」をたくさんに
頂戴しました。「採れたままで、掃除も洗いもしてないけど…」と頂いた黒豆に
どなたかにあげようか、どうしようか…と思っていました。
まさにタイミング良く、後輩の加納真美さんが、大學の講師というキャリアウーマン
でありながら、大変家庭的な「マメ」(豆?)な方で、なんでもこなされます。
そして、先日2日かかりで、親しい方々のために黒豆を炊いてプレゼントをなさった
ことを伺い、感心した矢先でした。
一度、自分で炊いてみよう!と思い立ったのです。(笑)
昔と違い便利なお鍋もあり、お砂糖とお醤油があれば…と「ともかく」の作品?
ですので、次回はもっと上手に炊けそうです。
お砂糖の種類や、お醤油のこだわり、それから今回足りなかった「錆びたくぎ」と
重層とか、お料理レシピを見ると足りないものだらけ…(汗)。
でも味見をしてみるとまあまあなので、まあいいか!
もともとお料理は嫌いではないのですが、時間的に「手抜き料理」や速攻料理
が得意の私ですので(笑)、1昼夜かけてというのもお正月準備らしくて良かった
と思います。
黒豆を頂いたことと、毎年母からの味を作られる後輩の近況などが、思いがけない
チャンスとなりました!
年末きょう1日、あとは何年か越しの「かたづけ」の戦々恐々です(泣)。

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昨日の感動を忘れないうちに…。
先月からありがたいことに明日香村で月に1度万葉講座をさせて頂く機会を得ました。
12年間指導をしてこられた大森亮尚先生が今春退任された後、有志の方々が、今後も何とか
続けていきたいというご意向で、悩まれたあげくに私に打診を頂きました。
犬養先生や万葉の旅や思い出も深く、大好きな明日香村ですが、犬養先生が亡くなられて
からは徐々にご縁も薄くなっていき、一昨年永年務められた明日香村の関義清村長から、新進
気鋭の森川裕一村長に交替されてからは、村の体制も変化し、ますます私にとっては、
明日香村との距離ができていくようで、さびしく思っておりました。
そんな時に、声をかけていただくなんて…なんと光栄なことでしょう!
「明日香村で万葉講座」なんて、まさに釈迦に説法状況ではないかと思いますが(汗)、
還暦を迎えたこの時期、私に犬養先生が「おかもちゃん、お世話になった明日香村にご恩返しを
しなきゃね!」と背中を押してくださったような、幸運な機会にすべての方々に感謝です。
そして、先月から始まり、昨日は2回目でした。
講座の後、犬養万葉記念館の建設当時、明日香村役場の建築課の課長さんとして縁を頂いた
小倉茂次さんからご連絡を頂いていたこともあり、久しぶりに現地でお目にかかりました。
小倉さんは、現在NPO法人で明日香村の自然景観保全の活動をしておられますが、活動の一環で、
ビオトープ池を作ったところ、藻が自然に繁茂したので、これを「飛鳥の玉藻」と呼んでよい
ものか見に来てほしいというものでした。
案内して頂いた明日香村稲淵のその場所は、なんと清原先生の写真展のチラシにも使用した
飛鳥川の風景の場所でした。この写真は、昨日私が撮ったのもです!!!
遅まきながら、やっと場所を見つけました! 感動!
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なるほど、池は3つ作っておられ、素朴な様子ですが、いもりやかえるが伸び伸びと泳ぎ、
絶滅危惧種と言われるみずあおいも育っていました。また、蛍の好物「カワニナ」もいて、
水底を歩いた?(移動した)軌跡も見られめずらしい!
カエルクンの様子を写しましたがわかるかな。
小魚や、メダカも泳ぎ、思わず子供のころの郷愁にかられました。
そして「藻」は、自然に繁殖した藻ですが、明日香の玉藻はやはり「川の藻」だと思うので、
「人工池」で淀んでいる藻は「なびきあわなくに」…と表現しがたいかも…と申し上げました。
しかし、飛鳥川の水を引いて繁茂したこと→飛鳥川の藻ということで、飛鳥川の「玉藻」と
認定することで妥協しました(笑)。そこいらへんのこだわりが愉快です。
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帰り際に小倉さんの畑によって、収穫物をいろいろ頂いてきました。
ホームページトップで「ゴーヤトンネル」をご紹介していますが、ゴーヤはもちろんのこと、
たくさん作っておられる野菜の中で、「エンサイ・モロヘイヤ・青紫蘇・スイカ」などを頂戴して
きました。遠慮がなくてごめんなさい(汗)。ありがとうございました。
犬養先生が、明日香村は農村ではないけど、いろんな種類の作物ができるんだよとおっしゃって
いましたが、小倉さんの畑は棚田100選の景観の中にあり、野菜のほか、ケイトウや菊や花なすびや、
お花類も多く育てておられます。お花があるので青田に色彩を添えて、本当に美しい景色が
目前に広がっていました。私も暑いことも忘れてひとしきり遊ばせて頂きました。
たくさんみのりの品を頂戴したにも関わらず、「露地もののトマト」を求めて夢市へ。
これは母や山寺さんからも期待注文されていたので、しっかり購入してきました。
さあ、帰ろうといざ車に乗って出発時に目についたのが「あすかルビー」のソフトクリーム。
もちろんお味見はしておかないと!!!
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あまっずっぱくて、さっぱりしていました。
今日も「余は満足じゃ!」とばかり1日しっかり「明日香」を満喫してきました。
来月は夏休みで、次回は9月です。やっぱり明日香村は心のふるさとだとしみじみ思います。
明日香村の方々にも心から感謝です。

まず、私のこだわりの椿の花をご紹介した後は、遺跡をご紹介。
研修のスタートは、かつての巨勢寺跡に立ち、まず説明を受けました。
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そして、この地域で見られる石舞台古墳とよく似た構造の「水泥古墳」を見学。
西岡さんとおっしゃる個人の家屋敷の敷地内にあり、普段は一般人は見学できない場所。
考古学の好きな会員は、持参の懐中電灯で照らしながら見ておられました。
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初日の基調講演で、和田萃先生が「おそらく本当の大津皇子の墓」説を唱えられた
二上山ふもとの鳥谷口古墳。一度来て見たかったので、感慨がありました。
小高い墳丘の中から発掘された石棺。
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どなたかが、花を供え、お線香まで…。何か生々しい感じでした。(笑)
考古学者の説と、二上山上ロマン説の「万葉文学」の世界とのせめぎ合いがありました。
どちらにしても遠ざけられて葬られた「二上山」のあたり。
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そして最後は、葛城の一言主神社へ参拝。桜井満先生の万葉歌碑があります。
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考古学の木下正史先生、岡崎晋明先生、そして万葉は坂本信幸先生、大島信生先生、影山尚之先生
と、超贅沢な講師陣に交じって、先生方のお気遣いにより、私は皆さんで「ふるさと」の
合唱の音頭をとらせて頂きました。
「飛鳥を愛する会」会員募集中です。入会は1000円ですので、明日香村の歴史や文化を
学び、守り、支えていく組織として、多くの明日香村ファンが集いますよう心から祈っています。
そして、私も次回も参加できますよう、願っています。

4月の最初の日曜日に行われる今年は、4月7日。
珍しい雨の朝でした。明日香村の桜はどんなかな、石舞台のオカモ桜は?と楽しみに
出かけましたが、生憎の雨に加えて、寒くもあり、見ごろまでもう一息でした。
いつものように午前中は、犬養万葉記念館に有志が集まり、飛鳥坐神社の飛鳥弘文宮司に
ご神事をして頂きます。
天候が悪かったため、祭壇は記念館の中に設置。
「弥栄」「安泰」を願って頂き、いつもながらのいいお説教をしてくださいました。
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全員が玉ぐし奉奠をさせて頂き、今年も記念写真です。森川村長になられてから、ご出席が
かなわないことがとても残念に思っています。参加者も年々少なくなり…。(ちょっとさびしい)
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午後からは、場所を中央公民館に移し、記念講演会と万葉朗唱の会があります。
私は午後からTSUBAICHIで、山口ひとみさんのライブコンサートの予定と重なってしまった
ため、ご神事だけで、失礼しました。
犬養万葉記念館の庭の先生の歌碑が雨に濡れてかえって味わいがあり…。
また万葉歌碑の歌にもある、やまぶきの花の咲き初めにも出会い、ちょっとほっこり気分。
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何か大事なこと…と、思い出しました。
4月7日は、山口さんのライブと、明日香村の犬養万葉記念館の若菜祭とが重なってしまったので
私は朝からの記念館神事だけ参加させて頂きました。
犬養先生の記念日には珍しい曇ったような雨のぱらつく朝でした。
明日香村の桜はどうかな…と思いながら、やはりまだちらほら。
1週間ほどしたら満開かなと思わせる感じ。でも記念館の庭の犬養歌碑にある「山吹」が
咲き始めていました。
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天候が悪かったので、飛鳥弘文さんの司式は屋内に準備された神棚の前で行われました。
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残念だったのは、必ず参加してくださった明日香村村長が、関さんと交替されてからは、
一度も参加してくださっていません。(2回目)
やはり「犬養先生」とのご縁が薄いせいでしょうか、前村長のような思い入れが少ないのは
仕方がないことかもしれません。
でもあえて来て頂くことで、明日香村と犬養先生について意識を深めて頂きたいと切に
願っております。
飛鳥弘文宮司の心尽くしのお説教を頂き、いつもながら感謝です。
今年は犬養先生の15年命日祭の年でもあり、記念館の弥栄を心から祈りました。

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そして、TSUBAICHIサロンへ移動したというわけでした。
大事なこと、書き忘れました。犬養先生ごめんなさい!(汗)

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11月25日の山口ひとみさんのリサイタルからもう1か月です。
なかなか仲間内での打ち上げも時間的にままならず、何となく打診して決めた
クリスマス会。
TSUBAICHIを支えてくださるボランティアスタッフの男性陣は残念ながら全員アウト!
…ということもあって、思いがけず水入らずの万葉うたがたり会のクリスマス会が
はじめて実現しました。
今はTSUBAICHIフェイスブックというツールで、すでに楽しい状況をすぐにお伝え
したのですが、ブログ報告もしておきたいと思いました。
サロンに備えてあった「たこ焼きセット」があったので、今回は「たこ焼きパーティ」と
なりました。
さすがに宴会担当のともちゃん、アッコちゃんの「一工夫」で、たこ焼きもトッピングを
毎回変えて、和風からイタリアン、そしてデザートたこ焼きまで、どうよ!って感じ。
よく食べ、よく笑い、よく喋り、本当に楽しいひとときでした。
メインは、山口さん、お疲れ様でした!ということですが、メンバーそれぞれに「今年の
総括」と「来年の抱負」などを聞き、2012年をしみじみ振り返りました。
私もこの仲間たちに「還暦」のサプライズパーティを開いてもらいましたが、山口さん
リサイタルに向けて、結束し、協力し、達成した私たちの絆が、より一層私たちの
信頼関係を強いものにしてくれたような気がしました。
万葉うたがたり会も「演奏集団」の仲間としての交際範囲で、プライベートな交流は
以前ほとんどなかったのですが、ここ数年、公私にわたった付き合いができるようになりました。
個人的な相談事や、話題の共有や、それぞれの立場で年齢差の学びなど、いろんな人間
関係が紡げるようになりました。
「音楽家」は孤独な一匹オオカミが多い中、私はみんなのつながりを目指してきたので、
今のサロンDEうたがたり会は、とっても満足です。
さて、次はいつ? パーティではなく(汗)、万葉うたがたりコンサートです。
1月に…と言っていたのですが、2月に西宮や明日香村でコンサートがありますので、
すこし先送りとなりました。
でもTSUBAICHI4周年目の記念日には、活動拠点であるサロンから万葉うたがたり発信を
する予定です。どうぞ4月14日(日)をお楽しみに…。
私たちの23日の大盛り上がりのクリスマス会に、肝心の24日・25日は、クリスマスの
実感なし!と全員声をそろえて言いました(笑)。アハハ! よかった!
また来年も集まれるといいな。記念写真です。娘も最後に間に合いました。
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万葉うたがたり活動を開始して、33年目にはいった。
明日香村の万葉の歌音楽祭などで、一般の人々にも「万葉を歌う」機会が増えてきた。
「音楽」に精通している人は多くても、はじめに言葉ありき…と、初めに『万葉集』が
ありき…で、「万葉歌」を歌える人は残念ながら少ない。
私が重宝して頂けるのは、肝であるそこが突破できる人が少ないからだと思う。
その中で、私が「万葉うたがたり」の後継者が現れたとうれしく思うのは、万葉うたいびと
と称する風香さんの活動を拝見してのことだ。
この度の忍坂街道まつりも風香さんの「万葉コンサート」があるので、いちどゆっくり
拝聴したいと思っていたので、この機会をずっと楽しみにしていた。
折しも、前日の万葉の歌音楽祭では、「泊瀬川」という桜井市を流れる地元の万葉歌の
歌唱で、満票で大賞を受賞されたことは、ブログに書いた通りである。
その翌日のコンサートということで、まさにステージに花が添えられた受賞となられた。
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風香さんとは、万葉の歌音楽祭を通してお知り合いになったが、「万葉を歌う」という
きっかけが、まず私の万葉うたがたりコンサートを見てくださったことに始まるそうだ。
万葉集を歌われることから「万葉故地」への関心は、万葉の旅につながり、そこで犬養先生
とも出会われることとなった。それは著書であり、歌碑であったり、先生の姿こそないが、
犬養万葉、風土文芸としての万葉を意識して、万葉歌の作曲にも繋がっていかれたことと
思う。そして桜井市忍坂の方々との出会いになられたことだろう。
「忍坂」とかいて「おっさか」と読む。ここには、額田王の姉、鏡王女のお墓があるところで、
ひそやかな奥まった谷間にあり、鏡王女の万葉歌の
秋山の 樹の下隠り 行く水の われこそ益さめ 御思いよりは  巻2-92
の歌がしのばれる静かな場所だ。
犬養先生の歌碑があり、道行く人も見落とすような、目立たない小川の川べりにある。
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そこを通って、山ふところに鏡王女のお墓がある。
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久しぶりでも静かな変わらぬ光景だったが、きれいに手入れされており、この場所を
大事にしてくださっている様子が伝わってきた。忍坂区で作成してくださった立派な看板で、
この地を訪れた人が、故地を理解できるように努力してくださっていることもありがたいことだ。
11月4日の忍坂の街道まつりには、多くの人が参加されていたが、それでも奥の谷には人影も
まばら…。人知れぬ里であってほしいが、万葉ファンには是非訪れてほしい名所である。
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風香さんのコンサートは、午後からのメインイベントとしてゆっくり聞かせて頂いたが、
日本書紀に、雄略天皇の歌として「隠り国の 泊瀬の山は 出で立ちの よろしき山
走り出の よろしき山の こもりくの 泊瀬の山は あやにうらぐわし あやにうらぐわし」と
載せられている、そこから忍坂のテーマソングとして作られた「あやにうらぐわし」は、
地元の子供たちも共に歌えるふるさと讃歌だ。
風香さんと子供たちが舞台でも楽しく歌唱された。「♪あやにうらぐわし」

ステージでの風香さんを拝見していて、自分の活動を省みる機会でもあった。
私は日本の各地で、犬養先生の頃からご縁を得て、関わっている故地があるが、風香さんには、
大好きな桜井・忍坂にしっかり軸足を置いて、ふるさと発信のお手伝いをなさっておられる
ことにうれしくなったが、今後も『万葉集』の歌は増えていくだろうが、忍坂のみなさん
との原点を忘れることなく、活動を続けていって頂きたいと思った。
しかし、歌曲の創作はもちろん、詩心もあり、語りも上手で、大変素晴らしいステージだった。
犬養先生へ報告、「舞台では、先生の書かれた文章の朗読もありましたよ。忍坂の
万葉かたりびとの存在をみつけました。風香さんの活躍に期待しましょう!」って。
風香さんの今後に期待!!!

明日香村の犬養万葉記念館の目玉イベントでもある、万葉の歌音楽祭。
犬養先生が、万葉歌を声に出して味わわれた「犬養節」が、万葉朗唱として定着したが、
今私が万葉歌に自由にメロデイを作曲して、万葉歌を楽しみながら歌うことを評価して
頂き、犬養万葉記念館の「若い世代に万葉を親しんでもらうイベント」としてスタートした
万葉の歌音楽祭。この機会も10回目を迎えた。
私の活動を尊重して頂き、私が総括の審査委員として信頼されているのも光栄なことだ。
例年、中秋の名月の時期に合わせて、明日香村の石舞台公園の風舞台で本選が行われて
北が、今年はじめて、秋の行楽シーズンである「文化の日」に本選が行われた。
明日香村では、これも恒例の文化協会主催の村の「文化祭」の日で、やはり明日香村の方々
も参加し、多くの人々が見守る中で音楽祭を行ってほしいと少し残念に思った。
今年の予選を勝ち抜いた7組の方々。(お一人は体調不良でドタキャンだった。)
結果は、大賞は、「泊瀬川」を歌われた「結」のみなさん。音楽祭ではおなじみとなった
風香さんとおっしゃる実力派の万葉歌人と、初瀬川の流れる地元、桜井市忍阪の方々との
コラボ演奏で、「万葉故地」と一体化したテーマへの意気込みとこだわりが、また素晴らしく、
豊かな万葉世界の歌唱に加えて大きな加点になったように思う。満票の大賞受賞だった。
おめでとうございます!!!
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あとの2つの明日香村村長賞と、記念館賞の決定は、票が僅差で、大いに議論があった。
すべてを終えてから、私が僭越ながら講評をさせて頂いたが、この時こそはプライドを
かけて、また「万葉うたがたり活動」の自信と信念に満ちた思いで、講評をさせて
頂いているので、さすがに熱っぽくなってしまうようで、森井村長に「憎まれ役?」
と言うような労いを受けたので、さすがに苦笑いしてしまった。
しかし、11月の明日香村はやはり寒い。すっかり冷え切った体を「きつねうどん」で
暖めて帰路についた。
島の宮の山側は、おー、いつもながらの赤いそばの花の畑が続く…。
寒くても、やはり目前の青垣に籠れる明日香村の光景は、落ち着くなあ。
翌日は、桜井へ。
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昨年は、プレ行事として、行われた西宮まちたび博。
観光行政のスタートとして、「西宮」の再発見、西宮市民への認識を深めるために
行われたいくつかのプログラムの中に「万葉」も滑り込み、セーフ。
そしていよいよ、本番の2012年にしのみや町たび博が、今も行われています…が、
私の担当した「西宮まんにょう」も再び企画して頂き、昨年を踏まえて相談した結果、
歩くコースは半分にして、西田公園の万葉植物苑をメインに「万葉」に親しんで頂こうと
いうことにしました。
出発も上り坂ではない、阪急苦楽園口を出発し、南へ下りながら、ウオークしました。
(もちろん名次神社は重点ポイントで最初の見学場所でした!)
30分ほどのウオークで、西田公園に到着し、私たちが図ったのは、「万葉人」体験です。
明日香村から衣装を借りて、ほぼ全員の方に試着体験をして頂き、犬養先生の万葉歌碑の
前で記念写真を写しました。サプライズ企画はいかがでしたか!!!
万葉植物園では、今年も万葉うたがたり会の協力でともちゃんと美佐ちゃんに出演して
もらい、「西宮慕情」や「秋の七草」などを歌唱してもらいました。
そして西宮万葉から、植物園の「万葉植物」にちなんだ万葉のお話などもできたので、
西田公園が「万葉植物苑」であったことを初めて知られた方もおられたので、
いい意味で地元万葉施設のPRになったことをうれしく思いました。
万葉植物苑が作られた当初から、現在まで20数年間万葉植物の種類は「72種類」と謳われて
いますが、私たちはまちあるきで昨年、今年と「73番目」の植物を確認しています。
それは「思ひ草」です。ナンバンギゼルと呼ばれる「恋い慕うように首をうなだれる」姿の
その花を全員で鑑賞することができました。
よかったあ。
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このまちたび博は、2012年の年度末まで続きますが、万葉うたがたり会の出番もなくちゃと
来年2月、西宮市の恒例の万葉セミナーで、山内さんの講演会に割り込み、講演とコンサート
の2本立てで楽しんで頂くことになりました。
2月17日(日)、2月19日(火)の2回出演チャンスがあります。
どうぞまたお申込みいただき、夙川公民館へ来て頂きたいと願っております。