しのぶ全開!
親バカならぬ家族バカは、昨春の甥の東京大学卒業式出席!報告も致しました通り、今回は
姪のしのぶの卒業ダンス?!を見届けに行ってきました。
奈良の帝塚山中学校の時のダンス部から出発して、早稲田大学でもダンスに没頭…というより、
ずっとダンスを続けてきた最後の大舞台の出演でした。
いつ見ても元気あふれるタイプには見えず、どちらかと言うと内気なタイプの女の子で
「体を機敏に動かす」時を見たことがない!というのが、本音です。
中学校に入り、ダンス部に入ったと聞いて、家族もはじめてしのぶ(ちゃん)が、ダンスが
好きだったのだとか、ダンスをする!という驚きの方が多かったくらいでした。
「ダンス」というのも、何を隠そう、私も甲南女子中学校の時は3年間ダンス部に所属して
いました。でもその時のダンスはクラシックバレエでした。
まだ私もスタイルはよく!!!、トウシューズで文化祭で踊ったものです。
そしてしのぶのダンスは、今様のストリート系というのか、ブレイク系と言うのか、専門語で
「lock」という種類のダンスだそうです。
もちろんリズム感は必要だし、振付もユニークで、群舞なので、好きといえどもよく練習に
ついていけたなあと感心していました。
そして早稲田大学へ入って、やはりダンスサークルに入ったと聞き、野次馬の私は、早稲田
大学の見学がてら一度だけ、ダンス発表を見たことがあります。
大音響と派手な照明の中で、しのぶはどこで踊っているのだ!状態でしたが、やはり見つける
ことができたのは、さすがおばちゃん!と自画自賛したことを思い出します。
しかし早稲田のサークルでは物足りないと、立教大学中心の超党派の学生も受け入れるサークル
で活動し始めたと聞いていましたが、あれから3年。はや就職も決まり、卒業記念公演が
16日・17日でした。私はサロンの予定もあり、17日には帰宅していないといけなかったので、
16日午後から、埼玉県戸田市の文化会館まで出かけました。着いた時はすっかり日暮れ!
会場はクリスマスムードでツリーがきれいでした。
「おばちゃんが来てくれる!」と、翌日観るはずだった義妹の幸子さんがわざわざ前日も
私に付き合ってくれました。
「VOICE]というタイトルで企画・演出された舞台は、会場も大きく、想像以上の規模で
経費をかけた、ゴージャスなものでした。音響もダンス用に各幕間にモニターがおいてあり、
舞台はスクリーンを用いドラマのストーリーと主役の人物を二次元の世界を使って、
楽しませてくれました。演出がなかなかうまい!
ストーリーも本当に学生らしい「友情・希望・思いやり」をテーマに、けんかがあったり、
別れがあったり、許しがあったり…その場面ごとにダンスプログラムが入っていました。
本当に洗練された内容、演出、衣装の華やかさに目を奪われた…という印象でした。
若い同世代の観客がほとんどでしたので、歓声もにぎやかで、熱気にもあふれ、おばさんは
ちゃっと腰が引け気味???(笑)
当のしのぶについて前もって出演する場面を聞いていたので、始まると一生懸命探しました。
本当に生き生きと笑顔満開で楽しそうに踊っていました。
そして、振りつけられた微妙なポーズや細やかなリズムに乗って踊るしのぶは別人のよう!
娘が青春時代を「演劇」で過ごしたように、しのぶも東京では学業やアルバイトとは別の
世界をしっかり持って過ごしていたことの感慨を覚えました。
学生時代に何かに「熱中できる、夢中になれる、精魂をこめられる」ものに出会えていた
ことをうれしくも思いました。
今回で引退だそうですが、燃焼しきった経験と達成感はきっと今後のよい糧となることと
思います。
私も舞台を見ることができて、本当によかったと思いました。
出演者が多いこともあって、終わって家族・友人たちとの対面は大混乱。
その中でようやくしのぶと出会いました。ばっちりメイクで勝負顔!
翌日も最後まで、思い残すことがないようにしっかり踊れ!エールをおくりました。
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