桜井市等彌神社の大學百合まつり
9月16日(月・祝)に、神社の境内で、神社主催の観月の夕べの宴がありますが、
万葉うたがたりコンサートをさせて頂くことになりました。
実は私、「とみやま」という山は、万葉で宇陀郡榛原町の鳥見山しか頭になかったので、
ご紹介頂いた時に、「???」という状況だったのだが、諸説ある1つに桜井市の
「とみやま」説があり、下見に伺った時に、西麓に立派な規模の大きい等彌神社があり、
あらためて、神社や、背景や、いろいろ興味がわいた。
その時に、8月17日に「百合まつり」があると聞いていたので、気になっていたので、
前日から出かけていたが、その足で神社に向かった。
この百合は「高砂ゆり」という種類で、この時期に咲く。
奈良の率川神社の「百合まつり」は有名だが、こちらはササユリで、6月17日に行われる。
なんでも堀口大學という明治生まれの詩人が、ゆりの種を寄贈されたことから、神社で
大事に育て、毎年花を咲かせる時期に記念して、「大學百合まつり」を行っておられるそうだ。
自生している百合も多い中、拝殿の前に、奉納された百合の鉢が並べられていた。
参道の入り口には、文学碑が並んでいる。
佐藤春夫の句碑
佐藤春夫、堀口大學の友情文学碑
堀口大學の歌碑
そして、大學の句碑
…と、駐車場横に並んで建っているが、もちろん神社の中に万葉歌碑が3基建立されている。
私の大好きな百合の花のお祭りというのが、うれしかったし、猛暑のさ中であっても
杜を吹き抜ける風は、爽やかで心地よい。
ホームページのトップにあげた写真は、ゲスト出演の桜井混声合唱団の方々…。
演奏には間に合わなかったが、素敵な舞台の姿をとらえることはできた。良かった!
お月見の演奏に向けて、ただいま「跡見山雪の歌」新曲を製作中。
間に合いますように…。
夜半のコンサートですが、奈良方面の方々には是非、お越し頂きたいと思っている。